
まえおき
筆者が普段乗りしている2サイクルのジャイロX(三輪スクーター)は、暖かい日になると特にエンジンの調子が良く、アクセルを捻ったときのレスポンスが楽しくてしょうがありません。
ご存知の通り、2サイクルエンジンはガソリンだけでなく、定期的なオイルの補充が必須です。手間はかかりますが、2ストには乗った人にしかわからない特有の面白さがありますよね。
筆者は「結局、どの2ストオイルが一番良いのか?」と悩みながらも、5年以上ずっとカストロールの最上位オイルを使い続けてきました。そして今、胸を張ってコレが最良・最強のオイルだと言い切れます。
(※筆者が長年愛用してきた『POWER1 RACING 2T』は、現在パッケージリニューアルに伴い『POWER1 ULTIMATE 2T』へと名称変更されています)
この記事では、2サイクルエンジンの魅力を交えつつ、なぜ私が**『POWER1 ULTIMATE 2T』**を強烈に推すのか、その理由を綴ります。
筆者注:名称変更されたついでに記事を2026年3月30日に再編集しました。
\先に結論/
↑今はこっち↑
↓以前はこれ↓
2サイクル用エンジンオイルとは?

この際なので、2ストの基礎知識からしっかりと書きます。
少し長くなりますので、「とりあえず結論(おすすめオイル)だけ知りたい!」という方は、目次から適宜読み飛ばしていただいて構いません。というかすでに伝えてある。
そもそも2サイクルエンジンとは?
人力から始まり、馬力、蒸気機関を経て、爆発力あふれる2ストロークエンジン、洗練された4ストロークエンジン、そして静粛性と環境性能を備えた電気モーターへと、乗り物の歴史は紡がれています。
すべてが電気モーター化・電子制御化していく現代だからこそ、アナログで古いエンジンに価値が出てきていると感じます。もっとも古い「蒸気エンジン」を搭載したバイクが出たら、個人的なロマンゆらいでとっても欲しい(SteamPunk!)ですが……さすがに実用的ではありませんよね。だからこそ、現代でも現役で実用できる2サイクルエンジンを大切に維持していきたいところです。
2サイクルエンジンはシンプルで軽量ながらパワフルな構造で、かつてはスポーツバイクやスクーターなどに多く採用されていました。
しかし、「燃料と一緒にオイルを燃やして走る」という特性上、オイルを燃やさない4サイクルエンジンと比べると排気煙が多くなりやすく、エンジン内部に有害なカーボン(堆積物)が付着しやすいという弱点がありました。
その結果、2006年に「ユーロ2(欧州の自動車排出ガス規格)」と呼ばれる厳しい排ガス規制が施行され、2サイクルエンジン搭載車の販売は事実上不可能となってしまったのです。
なぜ2ストは白煙を噴くのか?
そもそも、2サイクルエンジンからモクモクと白煙が出る理由は、主に以下の3つです。
- オイルの不完全燃焼
- 使っているオイルの質が悪い
- マフラーの詰まり
環境規制に対応するため、メーカー各社は排気煙を抑えて堆積物を減らす「スモークレスオイル」などを開発してきました。そのため現代では、粗悪なオイルを使ったり、わざと白煙をまき散らすような改造をしていない限り、そこまでひどい白煙に悩まされることはありません。
また、「排ガス規制=パワーダウン(改悪)」という声もあります。
確かに、排気を物理的に絞ることで無理やり規制に対応している車種も多く、「規制前の50ccなどの小型エンジンこそが最もパワフルな至高のエンジン」として現代でも君臨しています。とはいえ、ざっくり言えば、規制前と規制後ではマフラーの構造が違うだけだったりもするため、あえて規制前のマフラーに交換して本来のパワーを引き出そうと考える方もいます。
\触媒レスの純正タイプ/
2サイクル用エンジンオイルの役割と特徴

2サイクルエンジンは、ガソリンとオイルを混合して燃焼させることで動力を得ます。つまり、2ストオイルは「燃料の一部」として一緒に燃える役割と、エンジン内部を守る「潤滑剤」としての役割を同時にこなす、非常に重要な**「2wayアイテム」**なのです。
■ 2サイクル用エンジンオイルの役割
- 燃焼効率を高める
- エンジン内部の摩擦(摩耗)を減らす
- エンジンの冷却を助ける
■ 2サイクル用エンジンオイルの特徴
- 燃焼性が高い
- 潤滑性が高い
- 酸化安定性が高い
- 低温流動性が高い
- 白煙が出やすい(※2ストならではの宿命ですね)
2サイクル用エンジンオイルは適切に使用しましょう
2サイクル用エンジンオイルは、エンジンの種類や使用条件によって適切な粘度や規格(グレード)を選び、正しく使用することで、エンジンの性能をフルに引き出し、寿命を長く保つことができます。
白煙が異常に出てしまったら?
白煙が出てしまう理由は様々ですが、前提として「2ストは構造上、どうしてもある程度の白煙は出るもの」です。
異常な白煙の原因としては、マフラー(チャンバー)の劣化やオイル自体の劣化、あるいは「環境配慮の質が低いオイル」を使っていることなどが挙げられます。
ただし、環境への配慮が少ないからといって、エンジン保護性能自体が低いとは限りません。とはいえ、白煙が異常に多い=オイル量(混合比)が濃すぎる=エンジンでの燃焼負荷が高くなっている、というサインでもあります。パワーを絞り出すようなセッティングは、それだけエンジンにダメージを与えやすいと考えるのが妥当です。
■ 白煙を薄めるための簡単なメンテナンス法
寒い日は白煙が爆煙になりがちですが、通常の使用で通常よりも明らかに白煙が多すぎると感じたら、まずは10~15分程アイドリングを行ってください。
その後、低速・中速・高速・全開と、段階的に回転数を意識しながらエンジンを回して走ってみましょう。こうすることで、マフラー内に溜まった不完全燃焼による汚れ(カーボンなどの蓄積物)が焼き切れて排出され、白煙がスッと薄まる可能性があります。ぜひ試してみてください。
■ それでもダメなら「オイル」を見直す!
重ねてお伝えしますが、そもそも使っている**「オイルの性能やグレード」**によっては、どうやっても白煙が多く出てしまう銘柄もあります。
つまり、白煙に悩まされている場合、オイルを質の良いものに交換するだけでアッサリ解決することも珍しくありません。
FB・FC・FDなどのオイルのグレードについて
2サイクル用のオイルには、いくつかのグレードがあります。
日本のJASO規格によって主に「FB・FC・FD」の3つに分けられていますが、これらは主に「排気煙の多寡(多いか少ないか)」や「環境性能」の基準を示しています。
FA:現在は使用されていません。
FB:最低限の規準を満たしたオイル。
FC:FBよりも排気煙やマフラー詰まりを防ぐスモークレスタイプ(※完全に無煙ではありません)。
FD:FCよりもさらに清浄性を高め、環境に配慮されたオイル(カーボンがつきにくい)。
ここで注意したいのは、「FDだからといって、必ずしもエンジン保護性能(潤滑性や耐摩耗性)が最強というわけではない」という点です。
これらはあくまで「環境に対してどれだけクリーンか」をベースに上級グレードとされているにすぎません。
もちろん、2スト最大の敵である【焼き付き・抱きつきを防ぐ】という点において、カーボンがつきにくいFDオイルは「エンジンを綺麗に保つ」という意味で高性能とも言えます。
しかし、FBだろうとFDだろうと、よほどの粗悪品でない限り、基本的な潤滑性能やエンジン保護性能は備わっています。この最低限の事実だけを見て「オイルなんてどれも一緒でしょ」と考える方が一定数いるのも事実ですし、麻婆豆腐なんかどれも同じでしょって言うのと同じです。
■ では、どうやって2サイクル用オイルを選ぶべきか?
答えは簡単で、「エンジンメーカーが推奨する純正オイル」を選べば間違いありません。
(※ちなみに、2stジャイロやHONDAの2サイクルエンジンの純正指定オイルは『HONDA ULTRA SUPER FINE (FC)』です)
しかし、それはあくまで「完全に純正のまま乗っている場合」に限った話です。
もう一つの選び方として、「オイルメーカーの能書きや値段を信じる」という方法もあります。実際、高級なオイルには高級であるだけの確かな理由があります。
オイルを変えただけで爆発的にスピードが上がるわけではありませんが、「燃焼効率を極限まで高める性能」を秘めているオイルは確実に存在します。そして、燃焼効率が高まるということは、エンジンの性能をダイレクトに引き出すことに直結します。
しかし、そういったプロフェッショナルなレーシング向けの超高性能オイルは総じて値段が高く、専用店や直売所でしか買えないなど入手難易度も高いため、普段使いとして継続するにはハードルがあります。
だからこそ筆者は、ホームセンターやドンキホーテ等でも買えるほど入手しやすく、比較的安価でありながら「最高峰の性能」を誇る『Castrol POWER1 ULTIMATE 2T(※旧名:POWER1 RACING 2T)』を長年愛用し、強烈に推しているのです。
Castrol POWER1 ULTIMATE 2T(旧:POWER1 RACING 2T)について

カストロール社では、同社の販売する2サイクルエンジンオイルの中でも特に高性能なものを「POWER1 ULTIMATE 2T(※旧名:POWER1 RACING 2T/TTS)」として販売しています。
”高性能”である根拠としては、このオイルはJASO(日本自動車技術規格)のFD規格に適合、あるいはそれを上回る性能を持ち、高回転・高負荷下でもエンジンをしっかりと保護しながら排気煙の発生を抑え、環境にも配慮している……などと認められたことから高性能とカストロール社が言っています。
が、まぁ実際のところ、ほぼ全てのFD規格のオイルに同じような事が記載されていますので、それは表向きの能書きでしょう。
この「POWER1 ULTIMATE 2T(旧RACING)」は、エンジンを過酷に使用するレース向けに製作されており、2サイクルエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すオイルでありながら、分離給油と混合給油のどちらにも対応しています。
これこそが筆者が素晴らしいと感じる最大の理由です。
本来、レース向けの超高性能オイルというのは「混合給油専用」として作られていることが多く、ガソリンとオイルの比率を自分でしっかりと計測して混ぜ合わせなければなりません。そういったレース用は使い切りが前提で非常に手間がかかるのですが、このオイルはオイルタンクにそのまま注ぐだけで済むため、なにも考える必要がないほどに楽で良いのです。
そう、まさに注目したいのは「レース向け(超高性能)の分離混合併用」という点です。
レーシング用の2サイクルオイルは、エンジンを極限までパワーアップさせるために開発されたオイルの頂点ともいえます。レースとなると、街乗りでは必要がない程の驚異的な潤滑性能と保護性能でエンジンのポテンシャルを最大限に引き出す必要があります。
現実としては、エンジンやその他のセッティングを極限まで行っているからこそのレース用なので、ただの街乗り50ccにはオーバースペックかもしれません。
かもしれない、というのは、つまりその人の乗り方や地域的環境によるからです。農道をトコトコ走るのか、車の流れが速い国道を走るのかなど、それぞれの環境条件が違うためです。
レースに出る事もない近所散策用の原付で、常時30km未満で走っているような場合は確かに不要でしょう。ですが、駆動系などの改造をしていて「一般車両の流れに乗って走れるよ」という場合は、途端にこのオーバースペックな性能が必要になってきます。
一般車両の流れに乗って走る行為は、そもそも純正の用途(原付の制限速度など)から逸脱している環境となります。だからこそ、オイルも純正より高性能である必要が出てくるという考え方です。
レーシング向けのオイルはフルスロットルを多用する前提で開発されていますので、一般車両に混ざって高回転で運転する際には心強い味方となってくれます。
性能の低いオイルで高負荷をかけ続けたらエンジンが壊れるのは、試さずとも想像できますよね。じゃあ、安いオイルでどこまで負荷をかけたら壊れるか?なんてチキンレースは、あまり考えたくありません。
筆者のジャイロXはボアアップしており50ccではない(側車二輪仕様)ため、トラックや一般車両と一緒になってアクセル全開で国道を走っている事が多いのですが、このオイルを使い続けていて、これまでにエンジントラブルに見舞われた事がありません。
これを確たる根拠として、高回転・高負荷環境でも「POWER1 ULTIMATE 2T」がエンジンを強力に保護していると考えており、その圧倒的な耐久性能に絶対の信頼を寄せています。
筆者の愛車であるジャイロXの場合は分離給油となりますので、オイルタンクにそのまま入れて使える事から「手間なく手軽に使用ができる唯一の最高峰レーシングオイル」として、私はこのオイルを強くオススメしていますし、実際に現在進行形で愛用していると伝えたいわけです。
Castrol POWER1 ULTIMATE 2T(旧:RACING 2T)の香り
ニオイに関しては…ごめんなさい…筆者には良し悪しがわかりませんが、主観としては不快な臭いと感じた事が無いという程度です。
界隈で言われているような「カストロの甘い匂い」を感じる事は、稀にあったりなかったりする程度ですが、まぁ、プラセボでしょう。
自分が走っている時は、それが自転車であれ、バイクであれ、常に向かい風を受けているわけですから、フルスロットルでカッ飛んでいる時の自分の後ろの香りがどうなっているかなんて知る由もありません。ガソリン臭いのは確かです。
なお、カストロールという社名の由来となった「ひまし油(カスターオイル)」は、このオイルには入っていません。
ひまし油は酸化が激しく、消費期限が著しく短いため、その日のうちに使い切る必要があるとの事。ですから、それこそ本当の意味でのシビアなレーシング用途なのでしょうね。朝入れて夜には無くす(使い切る)前提でなければ使えません。
ちなみに、植物性のひまし油ベースのオイルはAZなどからも出ていますが、基本的に混合給油専用となっています。分離給油で普段使いするジャイロ等のスクーターには不向きです。
\興味のある方へ/
カストロールのオイルについて

カストロール社は、1899年にチャールズ・チアーズ・ウェイクフィールドによってイギリスで創業された、120年以上の歴史を持つ潤滑油の世界的ブランドです。
創業当初は鉄道や重機向けの潤滑油を扱っていましたが、自動車や飛行機という新しい乗り物の普及をいち早く見越し、内燃機関用オイルの開発に着手しました。
前項でも少し触れましたが、社名の「カストロール(Castrol)」は、当時彼らが開発した画期的なオイルに、植物性の「ひまし油(Castor Oil)」がブレンドされていたことに由来しています。
カストロールは単なるオイルメーカーにとどまりません。マン島TTレースやWRC(世界ラリー選手権)、MotoGPなど、世界最高峰のモータースポーツの歴史はカストロールと共に歩んできたと言っても過言ではありません。
極限の環境下で戦うレーシングマシンのスポンサーとして、また技術パートナーとして、常に最先端の化学合成油を開発し続けてきました。その過酷なレースの現場で培われた膨大なデータと知見が、私たちが普段使う市販のオイルにも惜しみなくフィードバックされているのです。
だからこそ、カストロールの製品は日本のみならず、世界中のライダーから長年にわたり絶対的な信頼と人気を集め続けています。
POWER1 ULTIMATE 2T(旧:POWER1 RACING 2T)
※画像はPOWER1 RACING 2Tです。
カストロールの2ストローク用オイルにおける最高峰であり、この記事で筆者が強烈に推しているレース用の超高性能オイル(全合成油)です。
高温・高回転の過酷な環境下でも強靭な油膜を形成し、焼き付きを防ぎながらエンジンのパワーとレスポンスを極限まで引き出します。
JASO FD規格に適合しています。
現在の価格⇒amazon
POWER1 2T
スポーツバイクや、高回転を多用するスクーターに最適な高性能オイル(部分合成油)です。
アルティメイトほどの極限性能は求めないものの、高速走行時にも安定した油膜を保ち、エンジンのパフォーマンスをしっかりと向上させたい場合におすすめです。
JASO FD規格に適合しています。
現在の価格⇒amazon
ACTIV 2T
ACTIV 2Tは販売が終了しました。
ACTIV 2Tは、街乗りやツーリングにおすすめのオイルです。低温から高温まで幅広い温度帯で優れた潤滑性を発揮し、エンジンの摩耗や汚れを防ぎます。
JASO FC規格に適合しています。
探してる方向け⇒amazon
GO! 2T
街乗りがメインの小型2サイクルスクーター専用に開発されたスタンダードオイルです。
始動時からエンジンをしっかりと保護し、マフラーの詰まりなどを防いで長期間エンジンの性能を維持します。コストパフォーマンスに優れている。
JASO FC規格に適合しています。
現在の価格⇒amazon
なぜPOWER1 ULTIMATE 2Tが良いのか

2ストオイルが派手な色の理由
2ストオイルが派手な色の理由
ガソリンとオイルを混合したときに、オイルの量や混ざり具合を見やすくするためです。
オイルが少なすぎるとエンジンに悪影響を及ぼす可能性がありますし、逆にオイルが多すぎると、燃費が悪くなったり排気ガスが異常に増えたりします。
ジャイロなどの分離給油の場合は気にする必要はほとんどありませんが、混合給油の場合は、オイルの色で適切な混合比を確認できるように意図的に着色されているわけです。
しかし、わざわざ着色料や染料をエンジン内で燃やすのはどうなんだろう?と考えた時に、美しいビール色(無着色ベース)であるPOWER1 ULTIMATE 2T(旧:POWER1 RACING 2T)の素晴らしさを改めて感じる事ができるでしょう。
オイルタンクも無駄に染まりません。オイルタンクが染まっても別に問題はないのですけど、オイルメーカーを変更するときに微妙な気持ちになります。
ハードなカスタムを行っている人は注意
この記事を公開後、諸先輩方からDMを頂きましたので追記します。
排気量を上げるボアアップ等の改造を行い、ハイパーリバイブ等の高性能チャンバーマフラーを使用して高回転設定にしているハードチューン車両の場合は、より高性能なオイルが必要とのことです。
具体的には、ワコーズ(WAKO'S)の2CTやV2Rなどにしないと、エンジンが焼き付いてしまうとの事でした。
ただ、これはあくまで「エンジン内部にまで手を入れるような大きな改造をしている」という前提の話です。純正エンジンでリミッターカットのみのミニカー仕様などには該当しません。したがって、筆者の言う「普段使いの最強」とは用途が別の物となります。
⚠注意喚起:ボアアップについて
50ccエンジンの排気量を上げるボアアップを行う場合、必ずお住まいの自治体で「原付二種」等への排気量変更登録(ナンバーの変更)を行い、対応する運転免許証を取得する必要があります。
原付一種(白ナンバー)のまま、原付免許あるいは普通自動車免許のみで排気量を上げたバイクにまたがるのは違法行為となります。筆者のジャイロXは、法律に則り「側車付自動二輪/トライク仕様」という特殊な公認を受けて適法に乗っています。
側車付自動二輪/トライク仕様の場合は、普通自動車免許がないと乗れません。
カスタムは必ずルールを守って楽しみましょう。
Wako's 2CT
フルシンセティック(100%化学合成)の2サイクルエンジンオイルです。
排気煙が少なく、優れた清浄性により、燃焼室内や排気バルブなどの汚れを強力に防ぎます。高性能2サイクルスポーツ車から、発電機、スノーモービル等の分離給油に適しており、通常の街乗りでハードなセッティングをしている車両に向いています。
現在の価格⇒amazon
Wako's V2R
ベースオイルに潤滑性の高いエステルを100%使用した、分離・混合どちらにも使える2サイクルエンジンオイルです。
2CTよりもさらに耐摩耗性や耐焼き付き性能に優れており、油性が強固です。モータースポーツで使用されるミニバイクやカート(ストック)などに適した、よりレーシングスポーツ向けのオイルです。
ジャイロなどで高速道路を走っても問題ないような、極めてハードな改造を行っている場合はこちらのV2Rの方が安心でしょう。
現在の価格⇒amazon
2CTとV2Rの違い
ワコーズのV2Rと2CTのいずれも分離混合のどちらでも使用できる2サイクルエンジンオイルです。
V2Rは耐摩耗性や耐焼き付き性能に優れ、油性に優れています。
2CTはフルシンセティック2サイクルエンジンオイルで、排気煙が少なく、清浄性に優れています。
V2Rの方がよりレーシングスポーツ向けのオイルとされますが、例えば、ジャイロで高速道路を走っても問題ないようなハードな改造を行っている場合はV2Rの方が良さそうです。一方、2CTの場合は通常の街乗りセッティングに向いています。
なお、これより上の極限性能を求めるとなると、分離給油を諦めて「混合専用オイル」を使用する世界になります。
が、こういうものがあります。
更なる高みを目指す人へ
スーパーゾイルは金属表面再生材
愛車のアンチエイジング・サプリメントとも呼ばれる「スーパーゾイル(SUPER ZOIL)」は、極めて滑らかで強靭な金属表面を再成型するトリートメント剤です。
金属表面を再成型させることでフリクション(摩擦抵抗)を大幅に低減させ、エンジンの性能を100%引き出し、バランスの良いエンジンに仕上げてくれます。軽い焼き付きなら修復してしまうほどの効果があります。
メカニズムの摩耗を防ぎ、エンジンの寿命を大幅に延ばしてくれますので、結果的には経済的にも優れています。PTFE、モリブデン、塩素系、有機溶剤系の成分は一切含まれていないため、エンジンに優しく作用するのも特徴です。
■スーパーゾイルは、現在使用しているオイルに混ぜて使う添加剤。
添加剤ですが、他の似たような効能をうたう添加剤とは違い、塩素系添加剤のように金属表面をミクロン単位で溶かすものではなく、金属表面をより強靭に再生する働きがあります。そのため、フリクションロスの軽減に直結し、振動などの無駄なエネルギーの流出を減らし……つまり、シンプルに「エンジンが良く回る」ようになります。
ただし、エンジンが良く回る・パワーが出るということは、必ずしも良い事ばかりではなく、限界を超えて故障に繋がる可能性も秘めています。あまりにも調子が変わってしまうようであれば、セッティングの変更や乗り方を変えるなどの対応も必要になります。
■使用の実感について
実際のところ、そこまで劇的にパワフルになるかと言えば、やはり元のセッティング次第ですし、「多少良くなったかな?」程度の実感しか得られない場合も多いです。とはいえ、これ以上のトリートメント剤はないので、オイルの性能をもう1ランク引き上げたいと思った時には必須のアイテムです。
使い方としては、初回添加時のみ「オイル1:ゾイル1」の割合で割り、次回以降は「オイル5:ゾイル1」程度で薄めることが推奨されています。
いきなりオイルタンクを満タンにするのではなく、メートルグラスなどで100mlずつゾイルとオイルを混ぜ、実際に走りながら様子を見るのが良いでしょう。
なお、ゾイルを使用している期間は、ワコーズのフューエルワンなどの「ガソリン添加剤」は併用しない方が良いです。
記事の締め
2サイクル用オイルは「どうせ燃えて無くなるから安くても良い」と考えてしまいがちですが、高性能オイルを使用する事で、愛車の故障リスクを減らし、環境汚染を予防することにも繋がります。
煙やにおいに関しては、何かを燃やせば出るのが当然ですし、それを抑えたり処理するためにマフラー(チャンバー)というものがついています。ちなみに排気音というのも、筒状の物体に空気を送り込むことで発生する物理的なものです。
2サイクルエンジンにおけるオイルの性能とは、つまり「吸排気量に対しての爆発エネルギーに、どこまで耐えうるオイルであるか」が最も大切なポイントとなります。
したがって、高性能オイルを入れてもその効果を全く実感できない場合は、吸気と排気の設定を見直す事で、初めてオイルのポテンシャルを発揮できるようになると言えます。
ボアアップ等をしていない純正状態でも「安いオイルは使用しない方が良い」との意見もあります。考えるのがめんどくさい場合は、黙ってメーカー純正オイルを使用すべきです。
ただ、「そういった小難しいセッティングを考えるのはめんどくさい、でもカスタムは楽しみたい」というのであれば、まずは現在のオイルより一段階上のグレードのオイルを使用してみる事を強くオススメします。
そして、そういった「考えるのがめんどくさい方」が迷わず最高の選択ができるように、この記事を書きました。
ようするに、「カストロール POWER1 ULTIMATE 2T(旧:POWER1 RACING 2T)」を入れておけば間違いない、という事です。
最後は余談になりますが、「マシンの負担を減らす」というのが本来のパワーアップ系のカスタムの正しい考え方です。
したがって、ライダー自身が痩せるのが一番のチューンナップです。
関連記事はこちら
●ジャイロX(2st)のエアクリーナーエレメントの交換方法とオススメ3選! - urakatahero“B”log
●HONDAの三輪バイク - urakatahero”B”log
●2ストジャイロXのデフオイルの交換方法とHONDA純正部品について - urakatahero”B”log
●GyroXのメーターの誤差をGPSメーターで検証して思ったコトと、メーターケーブルが千切れて交換した事。 - urakatahero”B”log
●貴殿の原付はバッテリーの調子が悪くなってねぇですか? - urakatahero”B”log
●20年後の2035年ガソリン車問題を知るために20年前の日本車とPEAとPIBAについてを調べてました - urakatahero”B”log







![ワコーズ 2CT ツーシーティ 分離給油用2サイクルエンジンオイル E502 500ml E502 [HTRC3] ワコーズ 2CT ツーシーティ 分離給油用2サイクルエンジンオイル E502 500ml E502 [HTRC3]](https://m.media-amazon.com/images/I/313ESmcLweL._SL500_.jpg)
![ワコーズ V2R ブイツーアール 分離混合兼用2サイクルエンジンオイル E551 500ml E551 [HTRC3] ワコーズ V2R ブイツーアール 分離混合兼用2サイクルエンジンオイル E551 500ml E551 [HTRC3]](https://m.media-amazon.com/images/I/4174S2uh2EL._SL500_.jpg)
![スーパーゾイル(Super Zoil) エンジンオイル添加剤 SUPER ZOIL for 2cycle 2サイクル用 450ml [HTRC3] スーパーゾイル(Super Zoil) エンジンオイル添加剤 SUPER ZOIL for 2cycle 2サイクル用 450ml [HTRC3]](https://m.media-amazon.com/images/I/31rwnA5ylVL._SL500_.jpg)