あらすじ
変な炭酸飲料を飲むことに命の蝋燭を灯している筆者。
ダイドードリンコからのプレスリリースを受け「これ絶対ヤバイヤツ!」と、2024年5月27日(月)の発売からずっと探し続けていたのですが、『田舎には卸されてないんじゃないか?』と考えており、横浜観光の際もずっと探していました。
なぜか突然、いつも行ってるドラックストアで発見、ようやく手にすることができました。どうやら店頭販売だったそうです。ダイドーの自販機よ!まぁ、でも、ダイドーのアプリが便利なのでオススメ。でも自販機飲料はコンビニで買うよりちょっと高いのがネック。
さて、探したダイドーの自販機の数は100台を超え、そこまで筆者を執着させたからには、なんらかの結果を残して頂きたい。
FRISK SPARKLING
ストレスや疲労感を軽減するとされるGABAが28mg配合されている、世界で初めて「FRISK(フリスク)」のライセンスを使用した、「FRISK SPARKLING(フリスク スパークリング)」のパッケージは、スポーツ飲料のような見た目をしていますね。
デザインは恰好良いのですが、内容量が250mlなので缶コーヒー(185ml)よりは大きいが、やっぱり小さい。まぁでも、このサイズはエナドリやチルアウト系では定番かも。
価格は183円(税抜き)と、高い。ライセンス料かな?
ダイドーフリスクスパークリングには、ペパーミントフレーバー・シューガーレス と記載されており、本家フリスクもペパーミントフレーバー・シューガーレスがオリジナルフレバーなので、同じ感じっぽいですよね。再現度たけーなオイ。まだ飲んでないけど。
【概要】
【「FRISK SPARKLING」のポイント】
世界初!FRISK炭酸飲料(シュガーレス)
クーリングフレーバーで強刺激と続く冷涼感!
機能性関与成分GABA配合で「疲労感軽減」「ストレス軽減」(機能性表示食品)
<GABAの働き>
GABAには、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
【原材料】
GABA(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
ちなみに、フリスク・ペパーミントフレーバーの原材料は【原材料/甘味料(ソルビトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、香料、ショ糖エステル、微粒酸化ケイ素】です。
原材料全然ちげーなオイ。
さて、さっそく味わってレビュー・感想を述べたいのだけど、どうしようか?『再現度』なのか『そのものの味』なのか、どちらが良いのかな。迷うね。とりあえず飲んでから決めよう。
【売ってる場所】
ドラッグストアやスーパーで売っているのを確認しました。2024年7月から納入が拡大しているようですが、ネット上でかなり話題になっているのを見て、バイヤーが仕入れたのだと予想してます。
FRISK SPARKLINGのレビュー
いつものように、炭酸が無駄に逃げないようにグラスを水平にして注ぎましたが、炭酸があんまり昇って来ませんので、かなり炭酸が少ないのがわかります。
香りはと言うと、三ツ矢サイダーを思わせる香りがしました。意外と甘そうだ。
さて、さっそく飲みますゾ。
『ぐは!強メンソール!』
これは、ゆっくり飲んではいけない。喉から胃にかけてスースー感(メンソール感)が浸透していくのがわかるほどに、強刺激です。液体に触れた唇が熱を帯びていますが、しかし涼しい、まるで強冷涼系のボディシートで拭いたかのようだ。焼けるように熱いのにひんやりと冷たいあの感じです。傷口に塗ったらダメなやつ。
それが長く続く。口の中も寒い。否、口の中が寒いぞ!!これは夏に良い。ただまぁ、味の好みは別れる。決してうまくはないが、もうちょっと味のを分析するぞ。
『うーん、飲むフリスク?いや、違うな…』
フリスク感は確かにある。だがしかし、どちらかと言えば、マウスウォッシュです。マウスウォッシュの中身をこれと入れ替えたらわかんないですよ、これは。
グループ系youtuberの人やってみてね。ただ、ぬるいとどうなんだろうねこれは。
飲むフリスクって、言いたいけどね、そうじゃないな。飲むマウスウォッシュです。しかし、激辛と言うわけではない。あくまでも強メンソール。決してうまくはない。
『炭酸感はほとんどない』
微炭酸のあの感じなのではなく、ほとんど感じません。それどころじゃない複雑な味と刺激が炭酸を忘れさせたのかもしれませんが、まぁでも、注いだ時点から炭酸が少ないのは確認しているので、炭酸が少ないのでしょう。弱炭酸ですね。
しかし、やっぱり、そんなことはどうでもよく感じる。炭酸だろうがスポーツ飲料だろうが、どうでもいい。それだけの破壊力がこのわけのわからないドリンクには、ある。
決してうまくはない。
『まずいと一口に言うのは違う』
妙な甘苦さがあり、例えるなら漢方の甘草。漢方薬が苦手な人はかなり苦手な分類だと感じました。筆者はリコリス(甘草)が嫌いではなく、どちらかと言えば好きなのですけど、しかし、それとも違う何か独特な妙な後味が心地悪さを演出しています。
決してうまくはないけど、飲めなくもない、もう一回買うか?と聞かれれば、もう一度試すために買ってみても良いとは思えるが、飲みたいかと言われれば飲みたくはない。
何度も言っているが、決してうまくはないのだ。だが、不思議と不快感というのはない。本当にまずい物は、ペっと吐き出してしまうか、ガッサータのように完飲できずにギブアップしてしまうのだが、これはそういうのとは次元というか、時代が違うように思う。
サイバーパンクの時代が来れば、これを飲む人が大勢いると思うというか、あるいはコレしか売ってないかもしれない。そう感じた。
執筆後記
メッコール・チェリーコーク・ルートビア、それぞれがオリジナリティと言うかクセの強い炭酸飲料だが、このフリスクスパークリングもそこに入れる、あるいは、国産の炭酸飲料では初めてまともに「変な炭酸飲料」が作られたのかもしれない。
これは快挙だし、圧倒的な新ジャンルを開拓したように思う。
胃まで到達する程の強刺激(強メンソール)は、ちょっとやそっとじゃ味わえませんし、なによりもこのわけのわからない複雑な味。決してうまくはないが。
しかし、しかしだ、これに関してはうまいか不味いかなんてのはどうでもいい事のように思う、なぜならこれは唯一無二の変な炭酸飲料なのだから。飲むか飲まれるかだ。頭打ち感の強かった極めてまともか、微妙な結果しか残せてなかった炭酸飲料界に吹いた大きな風。炭酸飲料界にとっての、新時代の幕開けを感じた次第である。あるいは、日本の何かが大きく変わる転機でもあるように感じた。アイスやジュースやお菓子、嗜好品とはそういう時代を変えるポテンシャルを秘めているのだ。
ダイドーの維持・勝負強さをここで見せて来たが、じゃあ、ポッカはどうする?チェリオはどうする?その他、ソフドリ大手はどう思ったんだろうか。これにインスパイアされて、冷涼系出すかな。でも、もっとわけのわからない物を期待しています。
JTの初代米の炭酸がうまかったな。あれ再販してくれないかな、あくまでも初代のやつ。くらのシャリコーラは微妙だったな。
そんなわけで、嗜好品の世界の奥深さを改めて実感したが、しかし、フリスク・スパークリングは、オススメはしない。と言うか、できない。ただ、試した方が良い。
改良なんてしないで欲しいけど、いつかそうなるか、あるいは、販売されなくなるから、その前に試した方が絶対に良い。
あとね、GABAによる効果なのか、なにか憑き物のようなものがスーっといなくなったように思う。しかし、そのような効果・効能を求めるなら、チルアウトをオススメします。
このダイドーのフリスク・スパークリングは強烈なメンソールを飲みたい人やマウスウォッシュが好きな方にオススメ。そう考えたら、フリスク同様に焼肉の後に良いかもね。ただし、うまくはないし、一気に飲んでしまわないと、残った液体がどんどん苦くなっていく。価格も安くないから、どうだろうね(笑)
眠眠打破的な役割を担うとは言えないし、全く眠気覚ましにもならない、しかし、強烈なメンソール感。
だから、これ、ガチハマリする人が必ずいる。絶対いる。
炭酸飲料大好き!
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