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【体験系雑記帳】

メダカの交配から採卵、孵化と針子の育成の手順


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メダカの交配記録

幹之メダカ♂xサファイアメダカ♀

 

 

あらすじ

本稿の本題は【メダカの交配から採卵、孵化と針子の育成の手順】ですが、現在、私は一匹だけが残ったサファイアの血統をどうにかつなげてあげたいと思いましたので、幹之メダカ♂xサファイアメダカ♀の交配を行っていますので、この子たちを例に記事を書きました。

このブログでは、この二匹の遺伝子がどうなっていくのかを記録していきたいと思います。実際のところ、どういう個体が出てくるのかは現実を見てみないとわかりません。

こういった掛け合わせの記事は先が長くなりますが、忘れずにちゃんと報告できるように頑張りたいので、応援のほどよろしくお願いします。

なお、今回の記事では、初心者の方にもわかりやすく、そして、メダカの交配を楽しめるように、私が実際に行っている交配の方法を書いていきます。

 

メダカの交配について

メダカの交配は、メダカの生態や遺伝について学ぶことができる楽しい趣味です。

では、どうやってメダカの交配を楽しむことができるのでしょうか?

さっそくですが、メダカの交配に必要なものや手順、注意点などを紹介します。

メダカの交配に必要なもの

  • 交配が可能な時期と条件:春先~秋口までの20℃~25℃前後の水温で、日光やライトなどの照射時間が15時間程ある日が続くと産卵準備を始めます。
    ・屋内飼育ならヒーターとライトを使えば一年中可能。

  • 交配用の水槽:メダカの種類や数によってサイズを選びます。100均のバケツでも問題はなく、ヒーターもエアーも必要ありません。

  • 産卵床:メダカは産卵すると卵を産み付けたり底面に落っことしたりします。また、メダカの卵は放置しておくと親メダカに食べられたりもします。ですから、隔離する必要があるため、メダカの卵を採卵し、孵化用の飼育ケースに移すのですが、そのためには産卵床があるととても便利です。

  • 交配用のメダカ:交配させたいメダカを選びます。一般的には、同じ種類や色彩のメダカ同士を交配させると、純血種や固定化された品種が得られます。異なる種類や色彩を持つメダカ同士を交配させると、新しい品種や変異個体が得られる可能性があります。ただし、異種交配はメダカの健康や生存率に影響することもあるので、注意が必要です。

  • :メダカの交配には、良質な餌が欠かせません。餌は、生き餌や人工餌などをバランスよく与えます。特に生き餌は、メダカの発情や産卵を促す効果があります。生き餌としては、ミジンコや赤虫、グリーンウォーター等がおすすめです。

メダカの交配の手順

交配用の水槽にメダカを移します。
オスとメスの比率はオス1メス2くらいが適切と言われていますが、狙った交配を行うならば1:1でないとなりません。

というのも、1匹のオスがすべてのメスを産卵させる可能性がある為、どの卵がどのメスの物なのかわからなくなりますし、一度産み始めたら数日で100個近くにもなるので、その後の仕分けが大変なことになります

エサが抱負にある状態の方が産卵する確率が高いので、一度に与えるエサの量は定量よりやや少なめにして、給餌回数を増やす事で、効率化を図れます。

具体的な量は1分程で食べきる量を1日に3~5回ほど与えると良いです。

 

お見合いをさせる

メスを水槽に泳がせ、オスを透明容器に隔離した状態で同じ水槽に入れます。こうする事で、オスがメスに対して急に追い掛け回すなどの攻撃的な求愛アプローチを阻止することができます。また、水槽から捕獲する時に逃げ回っていたはずなので、捕まった時のショックと興奮を抑える事も重要です。その時の勢いで攻撃をしたりします。

オスとメスの見分け方

オスは背びれに切れ目があり、メスは腹部がふくらんでいるなど、全体的に丸みを帯びています。しかし品種により多少異なりますので、よく観察する事が大事です。

そのうちになんとなくわかるようになります。

メダカの交尾について

  1. メダカが発情し始めると、オスはメスを追いかけて求愛行動を見せます。
    求愛行動はメスの顔のあたりでクルリと旋回をし、それを繰り返します。
  2. メスがオスを受け入れると、オスがメスに寄り添うようにして産卵を促します。
  3. しばらくメスの腹に複数の卵がくっついていますが、やがて産卵床などに産み付けられます。

みゆき×サファイヤの卵

この時点ではまだ有精卵か無精卵かはわかりにくい

産卵床に産み付けられた卵

無事に産卵床に卵が産みつけられました。このように一匹のメスからかなりの卵が採れてしまいます。しかし、必ずしも有精卵とは限りませんし、有精卵であっても無事に育たない場合も多くあります。

採卵後にやる事

そのままでは親メダカに食べられてしまうリスクがあるので、産卵床ごと孵化用の飼育ケースに入れる事を推奨します。産卵床から卵を取り外しても良いのですが、汚水は底から貯まっていくので、底面に落ちた卵は水カビに汚染されやすいです。

これらの事から、孵化用の飼育ケースはバケツなどの底の深い物の方が安定するように思いますが、底の浅いケースでも孵化しているので、実際のところよくわかりません。ただ、狭いケースでは水カビに冒されてしまうリスクが高いので、なるべく大きい(10ℓ以上)容器が良いでしょう。また、その際の水はカルキを抜かない水道水が良く、1-2日毎に交換する事で孵化率が高まります。これは、カルキが消毒成分を含有している為です。また、多少の水カビがついてても産まれてきますが、無事に孵化するかはそのメダカの運によりますし、成長に支障があったり、あまり良い事ではないように思います。

孵化後にやる事

無事に卵から針子(はりこと読む)になると、頼りなく細くて小さい赤ちゃんメダカが水面をふよふよと泳ぎ始めます。全部の卵が一斉に生まれる事はあまりなく、それぞれが順番を待ってから孵化していきます。

それらの針子を、育成用の水槽へ(おそらくそのまま飼育する事になる)移動させますが、針子の確認をしてから水作りをした水槽を用意しても大丈夫ですが、あらかじめカルキを抜いた水を作っておくと便利です。

針子はプラコップなどの網以外の物で掬うのを推奨します。スポイトで吸っても大丈夫とは思うんですが、最悪の場合、スポイトの水溜の部分に張り付いてしまうので、できるならばスポイトを使わない事をオススメします。

エサは針子用のエサか、めっちゃ細かくすり潰したメダカのエサを与えましょう。

まとめ

以上がメダカの交配から採卵、孵化と針子の育成の手順になります。

みゆき×サファイヤの子供たちの今後

今回の卵が無事に孵化し、成長をしたらどういう結果になるかをお伝えします。

しかし、自分が楽しみにしているのはその先の先ですので、これに関しては来年になると思います。というのも、この卵たちはいわゆるF1と呼ばれる雑種1号世代なのでどのようなメダカが産まれてきても【そういうメダカ】にすぎません。

固定化の為には、F1から良さそうな個体同士を掛け合わせてF2を産んでもらい、F2から良さそうな個体同士を掛け合わせてF3を産んでもらう必要があります。

実際にどのような子が産まれるのか、楽しみですね。未来を見れる機械が欲しい。

その後の様子を記事にしました

 

その他の産卵床についてはコチラ

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