サクレの偽物!?
TOPVALU BESTPRICEは『コストパフォーマンスの高い商品』を追求するイオンのプライベートブランドです。
今回発見した『レモンの氷』はサクレレモンにそっくりですが、何が違うのか?
検証していきましょう。
パッケージを比較-ふた-
レモンの氷の『レモンの輪切り入り』に対して、サクレレモンは『スライスレモン入り』と記載されていますね。どちらもレモンが入ってる事がわかります。
レモンの氷が果汁2%なのに対して、サクレレモンは果汁・果実が8%である事が大きな違いです。
また、サクレには『イラストはイメージです。』の文字がありますね。
パッケージを比較-側面-
カップのサイズ感は全くと言ってよいほどほぼ同じで、手触りなども同じです。
デザイン面では、サクレレモンが洗練された伝統的なデザインであることに対して、レモンの氷はなんだか後発のジェネリック感が漂います。
原材料や製造元を比較
レモンの氷
[原材料]
砂糖混合異性化液糖(国内製造)、レモン果実、レモン果汁、砂糖、果糖、デキストリン、乳清たん白、食塩、乳たん白分解物、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、甘味料(ステビア、ネオテーム)、香料、ベニバナ黄色素
[製造所]
フタバ食品株式会社 関西工場(三重県津市)
サクレレモンの原材料
[原材料]
砂糖混合異性化液糖(国内製造)、砂糖、レモン果汁、レモン果実、果糖、デキストリン、酒精、乳清たん白、リキュール、食塩、洋酒 / 酸味料、安定剤(増粘多糖類)、紅花色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、香料、(一部に乳成分を含む)
[製造所]
フタバ食品株式会社 関西工場(三重県津市)
原材料や製造元を比較した結果
どちらもフタバ食品の関西工場(三重県)で製造されている事がわかりました。
また、原材料も大きく違っていて、サクレレモンでは酒類が使用されていますが、一方でレモンの氷には酒類が使用されていません。
これらの事から、単なるOEMやパクリ商品ではなく、新たに開発された商品であることがわかりました。コストを抑える事で低価格化しているんですね。
2023年8月時の税抜き定価は、サクレレモンの151円に対して、レモンの氷は98円です。但し、サクレレモンはスーパーやドラッグストアでは100円程で実売されているので、定価販売が主なコンビニ等以外での購入においては、差異はあまりありません。
【コスパの高い商品】とは、価格が安いだけではなく味などの満足度が重要です。
中身の比較
そもそもレモンに関しては、全てが同一なわけではなくて同一商品であってもばらつきがあるので入ってるか入っていないかの比較しかできません。
どちらにも同じようなレモンが入っていました。
氷の粒のサイズと色の違いがありました。
レモンの氷の味のレビュー
酸味はほとんどなく、甘味が強い仕上がりになっています。
サクレレモンと比べると氷の粒は小さく硬めで溶けにくく、ジャリジャリと食べ進める事ができました。
サクレレモンと交互に食べていると、やはり偽物感というかジェネリック感を感じてしまいます。
しかし、レモンの氷には酒類の使用がされていない事と、酸味よりも甘味が強いことで、小さな子供にも安心して食べさせることができます。
輪切りのレモンも甘いレモンでした。
サクレレモンの味のレビュー
酸味があり、ほのかな苦み・渋みを感じるなど、豊な風味を楽しめます。
粒の大きめな氷はサクサクとしているが、レモンの氷と比べると溶けやすいです。
レモンの氷と交互に食べていると、サクレレモンがなんだか高級品に思えました。
輪切りのレモンは酸味と苦みがあります。
記事のまとめ
- レモンの氷はサクレレモンの兄弟のようなアイスであり、製造工場も同じであることから偽物やパクリ商品ではない。
- トップバリュベストプライスの企業努力の結晶の1つです。
- コスパという点では、サクレレモンが100円以内で購入できる場合はサクレレモンに軍配をあげたい。
- サクレの食感を楽しみたいけれども、サクレレモンほどの酸味や苦みが苦手な方にはレモンの氷がオススメです。