全車共通ヘッドライトの黄ばみを取る方法
ガラス製のヘッドライトでは黄ばむ事は稀ですが、硬質プラスチック製のヘッドライトは必ず黄ばみます。
黄ばみ始めたら再コーティングをするまで黄ばみ続けてしまいますが、コーティングもやがて消えてまた黄ばみます。
本稿では最も安く施工できる一時的な黄ばみ取りの方法をご紹介しますので、買い替えや再コーティングまでのつなぎとしてご利用ください。
ヘッドライトが黄ばんでいたらどうなるか?
黄ばみは汚れとも言えますが、具体的には紫外線による表面の劣化です。
ヘッドライトが黄ばむと夜道が暗く感じられ、夜道が暗い(ライトが薄暗い)と視認性が大きく下がるので危険です。
黄ばみ除去後と除去前ではっきりとわかるほどに、黄ばみ除去には効果がありますよ。
道行く人や自転車が、きちんと反射板を付けてる人ばかりだったり、街灯が多い地域ならそんなに気になる事もないのですが、それでも暗い道路を走ることはありますよね。
そんな暗い道を黒ずくめの服の人、例えば学ランの学生やスーツの人などが歩いていたらなかなか気づけませんし、落下物にも気づかない事があります。
ヘッドライトの黄ばみは一夜にして起こるわけではなく、日々の蓄積から黄ばみが強くなっていくものですが、ライトの寿命だと思ってカー用品店で高光度ライトを探したりしてその価格の高さにガッカリしたりなど、あるあるですよね。
夜道が暗くなったと感じたら、電球やバッテリーの買い替えを検討するよりも先にヘッドライトの黄ばみ具合を見てください。
ヘッドライトが黄ばんでいると安っぽく見える
黄ばみ取りは危険を回避できるばかりか、もう一つのメリットがあります。
それは、高級感のある自動車に見えるというものです。
ヘッドライトは顔で言うところの『眼』なので、通行人はヘッドライトから見る事が多いのですが、ヘッドライトを綺麗にしていると遠目からは新車のように見えますし、同じ車種が二台並んだ時などはヘッドライトが綺麗な方が高そうにも見えますし、なによりも綺麗好きなオーナーであると言う印象を受けます。
特にエスティマは台数が多いので、同型のエスティマ同士が駐車場で隣同士になったりすることが結構あるんです。
エアロパーツや大型ホイールを装着したかっこいい車でも、ヘッドライトがくすんでるとノーマル車よりも安っぽく見えてしまいますので、これが黄ばみにより劣化したヘッドライトの第二のデメリットと言えます。
つまり、ヘッドライトが綺麗な乗り物は、メリットしかないと言い切れます。
ヘッドライトの黄ばみを取るには様々な方法があります。
では、どうしたらいいか?
資産に余裕のある人は業者に持って行ってガラスコーティングなどをしてもらうと良いです。もしくは、ヘッドライトそのものの交換もアリです。
あるいは、無風で24時間乾かせる場所があるなら、ウレタンクリアーを吹くのもよいでしょう。しかし、ウレタンクリアーを吹く前に黄ばみを除去しなければなりません。
市販の安い塗るだけ簡単ヘッドライトコーティング~とか書いてあるやつはだいたい意味がありません。結局数週間後には黄ばみます。
筆者がオススメするのは、勿論、ピカールを使用した黄ばみ取りです。
ヘッドライトを水洗いして乾拭きをした後に、ピカールをペーパータオルなどに適量載せてひたすら磨くだけで綺麗になります。
それ以外の方法では、専用のクリーナー*1なども売っていますが、やはりやがて黄ばみはでてしまいますし、ピカールで磨くのと変わりません。
いずれにしても、定期的にヘッドライトを磨く事で黄ばみを削り取ってあげる事が大切です。
この方法でのメリットとデメリット
私がいつも行っている方法ですと、表面の黄ばみを削り取ってキレイにしているだけなので、1カ月もするとまた黄色っぽいライトになってしまいます。
それはデメリットともいえますが、しかし、私が推奨する”黄ばみを磨いて取る方法”のメリットは”圧倒的にコスパが良いこと”です。
おそらくよほど無駄に使わない限り、ピカール1本を使い切るまで数年はかかります。
ピカールは金属磨きなので、水アカのこびりついた蛇口やシンク等もピカピカなりますし、仏壇などの銅製品や真鍮製品もピカピカになるので、もっていて損はありません。
多用途に使っても、なかなか原液がなくならない程、お金がかかりません。
しかし、市販のヘッドライト磨き専用の商品の場合は、内容量が少ない割りに手間がかわらないうえに価格もそれなりに高いので、推奨しません。
ヘッドライトの黄ばみを取る磨き方のコツ
不要な雑巾などにピカールを垂らして、少しだけ力を入れてヘッドライトを磨くだけですので誰にでも簡単に出来ますが、コツもありますのでご紹介します。
- 磨く前に軽く水洗い、または水拭きをしましょう。
拭くピカなどでも構いません。
というのも、花粉や粉塵がついていると汚れが落ちにくいだけでなく、そのまま研磨すると傷になってしまいます。 - 動画では最後の仕上げにWD40をぶっかけていますが、これは水置換式オイルで浸透力が強いため表面に透明な油膜を張り、一時的に透明度が増します。
一時的なのに意味があるのか?と言うと、艶だしと言うのはだいたい一時的が普通です。
しかし、動画での説明通り、私がWD40の匂いを嗅ぎたいからでもあります。このWD40というは異常に良い匂いがします。
WD-40はなんだか芳香剤や香水のような良い匂いがします。
ヘッドライトの艶出しに関しては賛否ありますが、私からすれば、タイヤのワックスだってちょっと走っただけですぐにタイヤが汚れるだろうって感じです。
タイヤのワックスと言えば、WD40をタイヤに塗り込んでいる人がいるようです。
艶だしにはなると思うし、自分の物に何したって良いと思うけれど、潤滑オイルがブレーキにかからないように気を付けてください。
ブレーキが利かなくなるので大変危険です。
記事の締め
専用品を試すことも多い*2のですが、結局のところ、最もコスパに優れているのはピカールです。
また、車を新車状態に見せるには、洗車・ヘッドライトの透明感・タイヤの艶出しを行うと良いですよ。
タイヤの艶出しや洗車は、KURE(呉工業) プロクリーン タイヤクリーナー などの泡をかけるだけでキレイになるスプレーがオススメです。
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