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小説を書く1-地味な女子と老婆の宝石-


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【地味な女子と老婆の宝石】

作:ウラカタヒロ

ある女子がいた。
彼女は地味であることを悩んでいた。
いつも、周りの人たちに埋もれてしまい、存在感がないように感じていた。

ある日、彼女が地味なアパートへ帰宅すると、玄関前で不思議な老婆が見つめていた。
老婆は彼女に微笑みかけ、手に持っていた小さな宝石を差し出した。

「これを持っていれば、あなたの望みはかないますよ」と老婆は言った。

女性は驚きながらも、宝石を受け取った。

老婆が彼女を見つめると、彼女は目をそらすように頷いた。
半信半疑の彼女は、宝石を返そうと思ったが、老婆はすでに立ち去っていた。
ベッドに入り、彼女は考える。

(私の望みってなんだろう?)

宝石を見つめている間に眠ってしまった。

翌朝、スッキリと目覚めた彼女は、老婆との出会いが夢ではなく事実だと知る。
不思議な宝石を巾着にしまい、バッグに入れて出かけた。

なんだかウキウキとした気持ちで過ごしていると、周りから注目を浴びている事に気が付いた。
いつまにか、人々が彼女の言動に引き込まれるようになっていたのだ。

彼女は戸惑いながらもやがて、自分自身に自信を持ち始め、自分らしいファッションやメイクを学び、楽しむようになった。

彼女の周りの人たちも、彼女が美しく変わっていくことを喜び、彼女を称賛するようになった。

一方で彼女は、自分が地味であるという過去の自分との葛藤を抱えている。
彼女は、明日にも自分が今よりもっと地味な自分に戻ってしまうのではないかという不安を感じていた。

彼女が不安を感じると宝石は淀み、希望を想えば宝石はきらめきが強まった。
彼女は、まるで宝石が自分に語りかけているように思えた。

『そうね、自分に自身がないのは、自分のせい』

彼女は、そんな自分を変えようと決意を固めた。

自分に出来ることはないか?と街を歩いていると、一枚のチラシを見つけた。
『ボランティアの参加者を募集しています…いいかも!』

彼女は、週末の休みを利用して、コミュニティーセンターでのボランティア活動に参加してみることに。
そこでは、地元の子どもたちや年配の人たちと交流することで、自分自身の存在価値を実感することができた。
そして、汗だくになり、化粧が崩れながらも楽しい時間を過ごすことが出来ていた。

(ここの人たちは、私なのかもしれない)

彼女は、多くの悩みを持った人と接するうちに、人を受け入れる事の大切さを学んだ。
すると、地味であることを気にせず、自分が本当に好きなスタイルや趣味を楽しむことができるようになっていた。
自分自身を愛し、自分の個性や魅力を大切にするようになったし、他人の個性や魅力も大切にするようになっていた。

周りからの評価や注目よりも、自分を受け入れ、他人を受け入れることが大切だということに気づいた彼女は、自信を持ち続けることができるようになった。

 

彼女は、自分自身を見つめ直すことで、自分自身がまるで宝石のように輝けることを実感することができた。

そして、長い時が過ぎ、老婆となった彼女はとあるアパートへ向かった。

まるで時が止まったかのように、当時のままの姿を保つアパートのとある部屋の前で人生を振り返る。

しばらくすると、若い女性が歩いてきた。
彼女は女性に、小さな宝石を差し出した。

「これを持っていれば、あなたの望みはかないますよ」

Fin.

 

あとがき

老婆の宝石が彼女の人生を変えたように思えるかもしれないが、宝石自体はキッカケにしかすぎず、彼女が変わったのは、自分自身を受け入れ、自分を愛することができたからだ。そして、その為の学びと努力こそが、彼女の人生を変えたのだろう。

人は、なかなか他人を受け入れる事は出来ない。しかし、他人を受け入れられないうちは自分をも受け入れることができないのだと思う。

お時間のある方は、様々な考察を聞かせてくれると嬉しいです。


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