あらすじ
エンジンをかけて暖気し、さぁ出発だとアクセルを踏んでハンドルを切ると、とんでもない重ステ…つまり、パワステが効いていない状態でした。
どうやらABSにもロックがかかっているようで、あれ?あれ?と思っているうちに、前進と後退しかできなくなり、とりあえずエンジンをかけ直そうとエンジンを切ったらアクセサリー(ACC)だけ付いたままで、セルが回らなくなりました。
プッシュボタンをいくら押しても、エンジンはかからず、電源も切れず、カーステレオからスローダンス、そして、切ないラブソング、筆者はふっと思い出す…。
先月、バッテリーの調子が悪くて、バッテリーを交換したばっかりーなのになぜバッテリーランプが光っているのだろう? と。
トヨタエスティマACR50が逝った。
バッテリーランプ(バッテリー切れのアイコン)がついていますが、ACCはついたままで電源を落とす事もできず、どんどんバッテリーが消費されていますが、エンジンをかけようとしてもセルだけが空回りします。
とりあえず押して戻そうにも、ハンドルが重すぎて動きませんし、車を押して坂を上るほどの腕力もありません…。
こうなったらもう、どうにもなりません。
JAFに連絡しました
緊急コールから30分かからずにJAFが駆けつけてくれました。
入ってて良かった、JAFサービス。
飲食店や行楽での割引も多いのでお得ですし、なにより安心です。
あと、筆者がたまたま良い人に当たっているだけなのか、JAFのロードサービスで来てくれる方は物腰の柔らかいイケメンが多いです。
横柄なおっさんに当たったこともありますが…。
JAF公式HP:JAF(日本自動車連盟)
JAFに助けてもろた
余談ですが、どうも筆者はオレンジ色の人を恰好良いと思う傾向にあります。
筆者がヒーローと思う人は、オレンジ色のつなぎを身に纏っている事が多くて、例えば、宇宙飛行士さんだったり、レスキュー隊員さんだったり、漫画ですけどNARUTOや孫悟空も恰好いいですよね。憧れます。
さて、エスティマですが、バッテリーチェッカーで確認したところ、出力が8vでした。
そのため、電圧が低すぎて、電源を切る事もエンジンをかける事も出来なくなってしまったようです。だからプッシュスターターは嫌いです。
バッテリーを入れ替えたばかりなのになんでだ?
これは恐らくですが、JAFの方との小会議の結論としてはオルタネーターの故障です。
左側のベルト周りから異音がしており、そこにはオルタネーターが鎮座しています。
オルタネーターの役割は、簡単に言えば【発電機】です。
具体的に言うと、内燃機公式の車(ガソリン車)と言うのは、ガソリンによるエンジンの回転を利用して発生したエネルギーをオルターネーターを介して電力に変換し、それをバッテリーに蓄えています。
そのため、消耗度合の激しいバッテリーが切れにくくなっているという寸法です。
キュルキュルとうるさい場合は、だいたいオルタネーター回りに異常が起きています。ベルトが鳴きだしたら確認しておいた方がよいです。
なお、オルターネーターは10万キロ毎に故障すると言われており、修理代はおおよそ10万円程になります。
緊急時の応急措置の方法
詳細は精査しないとわかりませんが、現状ではバッテリー上がりと同じ症状であり、電圧不足でエンジンがかからなくなってしまっているので、外部からバッテリーに電力を与えれば復旧する可能性はあります。
実際に今回エンジンが止まってしまったエスティマでもジャンピングスタートにより、エンジンが始動したため、簡単に車庫に戻すことが出来ました。
この件に関しては、お忙しいJAFの方を頼ってしまって申し訳なく思っているのですが、バッテリーを交換して安心していたのですが、なんとなく不安な気持ちがずっとあったので、つい数日前にジャンプスターターの購入を検討していたところでした。
Autowit Super Cap2 ジャンプスターター 12V(amazon/楽天市場)は、廃棄量が7000ccまでのガソリン車、4000ccまでのディーゼル車に対応しているので、ほとんどの車やバイクに使用できます。内蔵電池がなく、充電の必要がないのが良いなぁと思いました。
但し、オルタネーターか、あるいはほかの何かの故障であり、故障には変わりないので、動かす事はできません。
来月車検なんです。
車検が切れるのが2024年2月…つまり、この記事の執筆時の翌月です。
執筆現在は見積を取って車検の予約をしている状態ですから、早急な決断を迫られている状態です。
車検見積額が約10万円でオルタネーターの交換はおそらく10万円、つまり20万円かかってしまいます。
走行距離が20万キロ近い状態ですが、まだまだ乗ってあげたいと言う気持ちもあるのですが、不具合箇所が他にもあると予想している為、買い替えを検討しています。
トヨタの天才タマゴ、エスティマのこと
筆者は、TCR10とACR30とACR50に乗りました。
今でもTCR10を見かけると、ああ、やっぱり良いなぁと感じます。TCR10の何が良いってダッシュボードの無駄ともいえるでかさですよ。
エスティマは今となっては汎用ミニバンと言った風体ではありますが、2019年に絶版となった今でも、エスティマは替えの効かないワゴン車であったと思います。
筆者はワゴン車が好きで、最も好きだった日産ラルゴ(ハイウェイスター)はその座をエルグランドに譲り、セレナにも負けてしまいましたが、エスティマはルシーダ・エミーナに負けませんでした。まぁ、ルシーダ・エミーナはちょっと何かと微妙でしたし…。
さて、中古車市場では、エスティマのどノーマルアエラスなんかは、ワンオーナー記録簿付きも珍しくないほど、大事に乗られてきている子が多いのに価格が異常に安い印象です。掘り出し物を見つけられれば、検付30万円~50万円ほどで程度の良いエスティマを購入できますし、中古車価格は安いですが、そもそもが決して安っぽい車ではないのも良いです。
なぜ安いのかと言えば、頻繁にすれ違うしスーパーでは必ず複数台のエスティマが止まっているほど玉数が多いので、市場に出回りまくっているのでしょうね。とは言え、ハイブリッドはやっぱり高いですが。
ホイールベースが長いせいで小回りが効きにくい図体をしていますが、エスティマオーナーは派手過ぎず、地味過ぎないエスティマを好んで乗っている印象です。なんとも言えないまるっこいデザインは可愛いですからね。最も丸かったTCRは本当に良かったです。
なお、海外では【プレビア(PREVIA)】【Tarago(タラゴ)】という名称で販売されていました。左ハンドルです。
記事の締め
始まりがあれば終わりがあるように、出会いがあれば別れがあるものです。
永遠に壊れない車に乗れる、それはどんなに幸せなことでしょう。
しかし、そんな車は存在しないので、緊急時の為にJAFなどのロードサービスに入っておく事やジャンプスターターを持っておくことをオススメします。
好きとか嫌いとか、あれはダメであれは良いとか、そんなことより移動手段がない事が問題ですので、なんらかの乗り物をGETせねばなりません。
残念ながら廃車濃厚ですが、私の記憶からはエスティマは消えません。
それにしても、車検とは、税金を払わせるための口実としか思えません。
だってさ、見積もり取った時点ですでにオルタネーター壊れてたんだぜ。
いつエンジンが止まってもおかしくない状態だったんだぜ。
追記(2024/01/24):整備士の方に見てもらったところ、オルタネーターとウォーターポンプが壊れているとの事です。
通常、オルタネーターは8万kmで壊れることが多いようで20万km近いのに壊れていないのは大当たりであるか、あるいは、エスティマが非常に良い車であるかのどちらかだとの事です。うーむ…。
追記(2024/02/15)
こちらは時々メモリアル。
●10年後の2035年ガソリン車問題を知るために20年前の日本車とPEAとPIBAについてを調べてました - urakatahero”B”log
●カー用品界で話題の魁磨き塾で車の黄ばんだヘッドライトを磨いたので使い方の説明とピカールと比較した結果をご報告します。 - urakatahero”B”log