原付にアンダーネオンを装着する
車体の下部を光らせる改造(アンダーネオン)は世界中の改造車を愛する人々に人気です。改造車と言っても多岐にわたりますが、ワイルドスピードやカーズなど、改造車がたくさん出てくる”一般向け娯楽映画”などでも同じみのアンダーネオンはご存じですか?
ユーロビートが流行った1990年代当時はネオン管を使用していて、電装の知識がないと装着する事自体も難しかったし、段差などのショックでネオン管が割れてしまう事も多かったのですが、現代ではLEDテープライトで簡単に安全に装着する事ができます。
今回の記事は、外部バッテリーとオススメのLEDテープ、使用上の注意点と、法律についてを記載します。
アンダーネオンとは?
アンダーネオンとは車体の下部の照明の事で、保安基準としては【その他灯火類】の扱いになります。
アンダーネオンは派手な装飾の分類に入りますが、アンダーネオンを装着する事で視認性が強化され、夜間走行時に追突されるリスクを軽減する事ができます。
【アンダーネオン ダサイ】と思う人も多いようですが、一方で【アンダーネオン かっこいい】と思う人も当然いますし、そもそもカスタムとはダサイとかカッコイイ以前に自己満足の世界ですから、法律を守り、他人の迷惑にならなければ何をしても良いのです。
どノーマル車であっても危険な運転や迷惑な運転をする人も居て、車自体が目立たないだけでにヤバイ運転をする人は実際に存在しています。
駐車場などで嫌な思いをしたことはありませんか?
ましてやジャイロ系などの三輪カスタムカーは、知らない人から見たら単なる速度過剰な原付に見えますから、制限速度を守って走っていても無理な追い越しなどをされる事がありますよね。
危険を回避するためには、当然、自らも安全運転を心がける必要がありますが、『なんかやべぇヤツ居るから近づかんとこ』と思ってもらうことが大切です。
使用上の注意点
まず、通常よりも目立つことになりますので、模範的な運転を心がけましょう。
圧倒的に視認性が高くなるので、パトカーやヤカラから絡まれやすくなります。
ヤカラはともかく、アンダーネオンに関する法律を守らないと、おまわりさんに難癖をつけられ、違反切符を切られてしまうこともあります。また、法律と車検は別物なので、車検に通っても法律で裁かれる場合があります。
とはいえ、そもそもカスタムジャイロには車検がないので、構造変更や嘘の申告*1を行っていない限り法令違反にはなりません。
アンダーネオンに関する法律
道路運送車両法に適合していれば法律違反にはなりません。
- 道路運送車両法による具体的な”その他灯火類”とは、赤・白・オレンジの色を使用せず、光の明るさが300カンデラを超えていない事で、点滅したり、光の明度が増減しないことと、光源が車外から見えないことです。
- ちなみに公道を走らない場合は何色でも良いし、ビカビカに光っていても問題ありません。いわゆるレーシング仕様です。
取り付け方法
動画で説明していますが、簡単に説明します。
モバイルバッテリーを収納できるポーチ(ダイソー)を通した全ねじでジャイロXの下部に装着し、USB対応のLEDテープをモバイルバッテリーに刺して取り回しを行う。
以上です。簡単でしょう?
必要な物
- 防水USBLEDテープ(楽天/amazon)
LEDテープには両面テープがついているのですが、いざという時の落下に備える為に結束バンドを使用して予防する事が大切です。 - モバイルバッテリー
原付のバッテリーは容量が小さい為、バッテリーから電源を引っ張るよりもモバイルバッテリーを使用した方がなにかと簡単で便利です。 - 全ねじとナット
私の場合は、ジャイロにモバイルバッテリーを装備させるための入れ物の為に全ねじを使用しています。 - 結束バンド
前述しましたが、テープの粘着力が下った際の落下に備える為に必要です。
また、この方法であれば飽きた時にいつでも交換や撤去が簡単に行えます。
LEDテープの選び方
LEDテープの選び方ですが、モバイルバッテリーで使用するので【5V】の物を使用し、オン/オフのスイッチのある物が良いです。【12V】ではありません。
LEDテープには、多色発光出来るものと単色発光しかできない物があり、最近の物だとブルートゥースを介してスマホのアプリから操作できるものも増えています。
単色発光の物でも、単色LEDが交互に並べられているものは、それぞれの色を同時に発光させることで色味がまざり、例えば、赤と青の同時発光で紫となるなどがあります。
今回私が使用したのは、リレーを内蔵しているタイプの物ですが、公道での利用を前提としたものではなく、着けたらどうなるのだろう?という興味本位で使用したものです。ビカビカとクリスマスツリーやデコトラのようで面白いですが、ちょっと恥ずかしかったので現在は使用していません。しかし、安くて面白いし、モバイルバッテリーさえあれば使用できるので、アウトドアにもオススメです。
記事のまとめ
- ネオンの装着自体は違法ではないが、赤・白・橙は違反になる。
- 光量も高すぎると違反になる。
- 点滅など光量の変化が起こるものは違反になる。
- 視認性が高くなることで、危険リスクを軽減できる。
- モバイルバッテリーを使用すると車載バッテリーの負荷がない。
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コンセプトはバックプリント&90年代のような平成レトロ感漂うデザインです。あの頃のサーファー、あの頃のスケーター、あの頃のB-BOY、あの頃のヤンキー達…わかる人にはわかる、通好みのあの感じ。
*1:例えば、ボアアップしてるのにミニカー登録の場合は違反です