三ツ矢特濃プレミアム
カベルネ & ブラッドオレンジ ミックス
カベルネソーヴィニヨンとブラッドオレンジを組合せ大人が好む上質で特濃な味わいに仕立てました。
搾りたての香気成分が引き立ち、濃い味わいの中に爽やかな風味を感じさせる炭酸飲料です。
引用元:三ツ矢特濃プレミアム カベルネ&ブラッドオレンジミックス PET500ml|炭酸飲料|商品情報|アサヒ飲料
原材料名:果実(ぶどう(オーストラリア産、ブラジル産、イタリア産)、オレンジ)、砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素
発売日:2024年6月18日
容量:500ml(PET)
価格:170円
三ツ矢特濃シリーズから『プレミアム』が出ましたね。パッケージは「濃くて、おいしい」と書いてあり、自信の程が伺えます。必ずしも濃いから美味しいというわけでもないのが炭酸飲料の奥深さですが、確かに濃いものはウマイ傾向にあります。
原材料の表記の少なさが好印象ですよ、果汁100%ではないけれども、わけのわからないカタカナが少ないだけで健康的に思えてしまう。これは果汁30%ってのも伊達じゃなさそうです。プレミアムと呼ぶにふさわしい仕上がりになっている事への期待を隠せませんね。
ところで、ブラッドオレンジは良く見るのでわかるのですが、カベルネとはなんなんだろうか?いや、ぶどうというか巨峰っぽいのはパッケージでわかるけど、この商品にはポリフェノールが配合されていると言うことなので、赤ワインっぽいのかな?・・・って事でちょいと下調べを。ぶどう類って、種別で用途がかなり違うし、品種も多すぎてさっぱりわからんですよね。
ブラッドオレンジとは?
ブラッドオレンジ(Blood Orange)は、通常のオレンジとは異なる赤い果肉を持つオレンジの一種です。
- 色と外観:
果肉が鮮やかな赤色をしており、皮も赤みがかかることがあります。 - 味
甘みと酸味がバランスよく、通常のオレンジよりも少しベリーに似た風味があります。 - 栄養価
ビタミンCが豊富で、抗酸化物質(アントシアニン)が含まれているため、健康にも良いとされています。 - 用途:
生食はもちろん、ジュース、デザート、サラダ、料理のアクセントとしても使われます。
カベルネとは?
カベルネ(Cabernet)は、赤ワインの代表的なブドウ品種で、特にカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)が有名です。
- 色と外観
深い赤色のワインを生み出し、濃厚な色合いが特徴です。 - 味
濃厚で、カシス、ブラックチェリー、スパイス、タバコなどの複雑な風味を持ちます。タンニンが強く、渋みがあります。 - 栄養価
適量の赤ワインは抗酸化物質であるレスベラトロールが含まれ、心臓病予防に良いとされています。 - 用途
特に肉料理(ステーキ、ラム、ジビエ)や濃厚なチーズと相性が良く、高級ワインとして特別な場面で楽しまれることが多いです。
三ツ矢特濃プレミアム
カベルネ & ブラッドオレンジ ミックス の レビュー
「ゆっくりひっくり返すとよりおいしくお飲みいただけます」と、注意書きがあったので一度ゆっくりひっくり返しました。決してシェイクしてはなりません。開ける時に吹きこぼれてしまう恐れがあるからね。最近、この手の優しくひっくり返す系が増えたような印象です。カクテルだと炭酸を後入れして軽くステアする感じですが、ペットボトルだから混ぜられないのでしょう。
にしても、見てくださいよこの細かな炭酸を。めっちゃ綺麗ですよね。水平注ぎでゆっくり丁寧に注いだので炭酸の無駄な流出はありませんが、シュワシュワバチバチと弾けるようなことは一切なく、グラス側面に炭酸の粒がコーティングされていくかのようでした。
香りはと言うと、控えめなオレンジのさわやかさが鼻孔をくすぐり「旨いですよ!」と語りかけてくるようでした。ぶどう感は、うーん、とくにないな。
さて、味ですね。プレミアムたるその御味ね。
「うーん、ウェルチっぽいなぁ…」
あるいは、赤ワインにオレンジ果汁を数滴落として炭酸で割ってステアした感じの味ですね。ノンアルの赤ミモザとでも呼ぶべきなのかな。ミモザと言うのは、シャンパンとオレンジを混ぜたカクテルです。赤ワインが好きな方は、赤ワイン+オレンジ+炭酸で代用できます。で、これはそんな感じですが、それよりもだいぶ薄いですね。
確かに濃いめでプレミアムな感じはするのですが、見た目よりもはるかに炭酸感がない、ないというか、なさすぎるのが非常に残念。炭酸好きには不向きですが、微炭酸好きにはオススメ。
特濃ではなく、濃厚でもなく、濃いめと言う表現に留めざるを得ませんし、やや缶詰系のシロップ感(三ツ矢っぽい甘さ)も強め。そうだねぇこれ、やっぱりこれは炭酸が弱すぎなんだなぁ。
この感じなら、ゆっくりと味わいながらくつろぐような贅沢嗜好品として扱いたいところなのですが、炎天下の中ゴクゴクと飲み干すかのような水っぽさがあります。
さらには、舌にしばらく後味やべたつきと渋み(ポリフェノール?)が残りますので、プレミアムと言うか、なんだろな、うーん・・・目指しているところがよくわからないけど、『ノンアルカクテル未満になっちゃったから炭酸で出す』みたいな感じなのかなぁという邪推的な感想を持ちました。
まずくはないですし、美味しいですよ。ただねぇ、炭酸が苦手な方には炭酸はオススメできません’が、微炭酸好きにのみオススメできる程に弱すぎる炭酸なので、強炭酸好きな方には全くオススメできません。グラスにあんなにも炭酸が付着してるのになんでだろうな?無炭酸のグレープジュースをオススメします。
※パッケージを見返したら「微炭酸で仕上げた」と書いてありました。
執筆後記
よくよく考えたら筆者はそもそもブドウ系飲料が苦手でした。とりわけ赤ワインは大の苦手で、白も苦手。シャインマスカットも全然ダメ。そんなヤツのレビューで申し訳なさを感じていますが、ところがどっこい、炭酸飲料に対する愛情だけは強いので見逃してね。
結論としては『微炭酸と赤ワイン好き向け』と言うピンポイントな攻めの姿勢を感じました。ノンアルカクテルとしてはやや物足りなさがありますが、カクテルの雰囲気を感じることができ「大人のリフレッシュ感」というコンセプトで製作された事には納得ですが、但し、特濃ではなく、あくまでも濃いめであることがちょっと残念かな。でもなぁ、これ以上濃くても渋そうだし、ベストバランスであると言わざるを得ない。いやでもなぁと、なんだかモヤついて永久にループしそうなのでここまで!
\オシャレな味ではある/
こちらの三ツ矢はマジで良かったよ。