まえおき
この記事はメーカーから商品の提供を受けて記事を書きましたが、一般の方が想像するような案件の受け方とは違って筆者の恐怖体験から始まっていることや、実際に2年間使用した同社の商品のレビューが主体となっているので、ステマだとか案件だとかとは根本が違うのですが、法的にはなんかそういう感じであることを予めご了承下さい。
とかいちいち言わないといけないのが「つまんねぇ時代にしてくれたな!先人どもめ!」という印象です。
あらすじ
前回、ヤバそうな人からDM来て住所教えろって言われたから教えてみたら、謎の袋が届きました。
正直、何が入っているかわかりません。
ヤバイ物が出てこない事を祈りながら開封します。
怪しげな茶袋の中から怪しげな白い袋と謎の伝票が入っていました。
開梱してみると、ヤバそうな黒い塊が…。
内容物は以下の3点でした。
- バイクカバー本体
- 収納袋
- 止める為のベルト
思い返してみれば、2年前に購入したときも同じような梱包で、返品系アウトレット感が漂ってましたが、確かアウトレットでなくてもこんな感じの梱包だったと記憶しています。
さて、筆者は基本的に貰ったものには文句は言いませんし、買ったものでも正常に使えれば良いと考えるタイプの人間ですが、しかし、「こちとらこれを受け取る為に命賭けとるんじゃい」って事で、さっそく荒捜しをしていきます。
というのも、amazonで売られている中華系の商品は、アクションカメラでもバイクカバーでも充電器でもなんでも【最新改良】と書かれている事が多いのですが、実際何が変わったのかわからない事が多いので、いつか新旧の確認をしたいと思っていました。
COVERGROUP バイクカバー
2年前に筆者が購入した同社のカバーと比べて、ロゴが大きくなっています。
なお、2年前に購入した日当たりの良い場所で雨ざらしにされ続けている同社のバイクカバーは未だに現役ですから、新旧の比較が出来ます!
新旧比較ここが変わった!
外観の比較
左の写真が2年前に購入したCoverGroupのバイクカバーで、右の写真が最新改良版ですが、2年間使っていてもまったくヨレておらずこなれた感が漂っていますね。
まさにベテランと新人と言った感じですが、420Dの耐久性能はかなり高いです。
基本的な構造は一緒ですが、やはりロゴが大きく目立つようになった事でブランド感が出ていますね。
比べてみると旧型のは安っぽい感じがするのですが、バイクカバーを探しまくった当時は、バイクカバーにありがちなよくわからんメーカーのロゴが大きいのが嫌だなぁと思ったのと、何語かわからんローマ字が書いてるのも微妙と思ってこれを購入した記憶があります。
反射板の比較
上段が新しい方で、下段が2年前の物です。
新型は反射板のステッチがガタガタしてるので縫製が上手とは全く思いませんが、下段の反射板は本体の縫製に織り交ぜただけの状態ですから、それよりは良いです。
ただまぁこんな縫製なのに2年間良く剥がれなかったなといった印象で、実際に剥がれてないのですから、堅牢なのは間違いありません。
チェーンホールの比較
CoverGroupのバイクカバーの前後には、カバーとバイクのタイヤを通して防犯効果を上げる為のロックチェーン用の穴があります。
筆者はバイク用のロックチェーンを使っていないので全く気付いていませんでしたが、旧型のロックチェーンの穴はひどいものでした(笑)
切りっぱなしの状態ですから、ロックチェーンを使用していたら、ここから裂けていたかもしれません。
新型は頑丈そうなあて布がされており、補強されています。
空気穴の比較
CoverGroupのバイクカバーのミラー部分には空気穴があり、湿気によるカビなどの予防になっているのですが、この部分にはメッシュの布が縫い付けられています。
白い方が新型で、黒い方が旧型のバイクカバーのメッシュですが、どっちがいいのか?と言えば、旧型の方が素材が高そうに思えるし、新型の方が堅牢に思えますが、筆者には布の事はさっぱりわかりません。
裏地の比較
表面で日焼けを感じるのは反射板くらいですが、さすがに2年も使っていると多少は経年劣化・紫外線劣化はあると感じますが、裏面は日陰なので劣化は考えられません。
バイクカバーの裏面って、高級品は起毛になってたりもしますが、だいたいは銀色か黒色です。
銀色の場合はバイク本体というかシートに銀色のこすれ後が残ったりするので、確認できるのであれば黒色の物をオススメします。
CoverGroupのバイクシートは黒色で、古い物よりもテカりが強くなっていますが、それがどう作用するのか、どのように改良されたのかはわかりません。
あるいは、撥水コートが飛んでしまったのが古い物で、撥水コートが生きているのが新型なのかもしれません。
撥水性能を調べる
虹を見たら靴下を脱げという格言がある*1のですが、それは良いとして大量の水を浴びせるようシャワーモードでかけました。
こういうのやるときってなんかバケツからかけるシーンを頻繁にみますが、雨って水の塊じゃなくて粒状ですから、模倣するならシャワー1択ですよね。
新型は水弾きが良く、旧型は水でコーティングされました。
「え、凄い!新型の方が撥水が良くなってんじゃん!」と、思いますよね?
撥水という言葉に対して、そう思わせられるのがこの手の商品を紹介する人達がやってきた洗脳的な宣伝の集大成なのですが、実際、撥水効果なんてバイクカバーに必要ないです。
旧型も購入からしばらくは撥水していましたが、それ以降は撥水していませんし、気になるなら傘や靴用の撥水スプレーを雨あがりの都度にかければ良いだけですので、撥水効果でバイクカバーは選ばない方が良いです。
選ぶべきは防水効果ですよ。
実際に旧型の方は2年間使用しているのに、浸水していません。
2年間使用して、台風や連日続くゲリラ豪雨も経験しましたし、雪がカバーの上に乗っていた事もありましたが、浸水していませんでした。
撥水効果が切れたら浸水するようなバイクカバーはたくさんあります。
そういうバイクカバーは撥水効果が切れると日焼けが進み、白っぽくなっていくのですが、これはどういうことかというと、カバーの生地が薄くなっているんですね。
ですから筆者は2年前に、420Dという厚手の生地であり、防水効果が高そうなCoverGroupのバイクカバーを購入したのですが、でもまさか2年間使用した現在も現役で使えるとは思っても居ませんでした。持って1年くらいだろうと…。
CoverGroupのバイクカバーの残念なところ
CoverGroupのバイクカバーは、前後にワンタッチバックルがついているので風で飛びにくくはなっているのですが、中心部にはバックルがないため、強風時は下部から風が入り気球みたいに巻き上げられたりします。
そこでベルト型バックルを取り付ける必要があるのですが、いかんせんめんどくさいんですよね。
バックルが胴体中心の下部に取り付けられていたら楽なのになーと思いますが、まぁよほどの強風時じゃない限り前後のバックルすらも使用しませんので、正直いらんとも思います。
CoverGroupはオススメ?
寝耳に水で新型を頂いてしまいましたが、耐久性を確認するためにも、SDGsに貢献する為にも旧型が壊れるまで使用します…もとい、ケチなだけです。
オススメかどうか?
少なくとも「雨ざらしの日向で2年間使っている」という実績を考えたらオススメする以外ないですよ。
まえおきで触れたとおり、今回は案件記事みたいな感じですから、なんか嘘臭いと思うかもしれませんが、インフルエンサーが「コレ、良いですよ」とか言っているヤツって数年前から現在も使っているアイテムではなくて、新品を開封しただけですよね。
そのような事もあり、価格帯や性能・見た目も同様のバイクカバーがたくさんあって迷います。
いずれのバイクカバーも、デニール数が同じであればおそらく同様の物だと思いますが、結局のところ実際に数か月以上使わないとわからないのが実情です。
となれば、同じような物に迷う時間がもったいないので、結果を出している筆者と同じCoverGroupのバイクカバーを使用するのをオススメします。amazonだと安いですし。
なお、2色展開されていますが、黒1色の方をオススメします。
理由はというと、その方が恰好良いと筆者は思いますし、色違いなだけならいいのですが、おそらく素材が違うと思うからです。
上下で分かれるパトカーみたいなツートンカラーだったら、そっちを選んだかもしれません。
バイクカバーについて
バイクカバーを使用しない人も多いですが、近年では窃盗被害が多い事からかカバーのかかっているバイク・あるいは自転車を見かけることが増えています。
カバーの中身が見えないため、車種を認識させないことによる盗難防止やいたずら防止になります。
また、雨や雪などどの気候の変動や粉塵や鳥の糞なども防ぐことができるほか、紫外線による塗装の劣化を防ぐことができます。
屋外の使用では今回の生地で紹介している420Dなどの厚手の物の方が耐久性が良いのでオススメですが、屋内での使用であれば埃から守るだけなのでどんなに薄い物でも大丈夫ですよ。
カバーのかけかたについては、ミラー部分が干渉しがちなのでフロントからかける方がかけやすいですよ。
記事の締め
使いどころがわからなかった写真で記事を締めます。
紫外線による退色って思っているよりも強烈で、反射テープの退色が特にひどいです。
裏面は新品時の色でしたので、わかりやすいですよね。
数年ぶりに墓参りに行ったのですが、墓前にウイスキー(ブラックニッカ)が置いてあり、父に問い合わせたところ、半年前に置いたと言っていました。
なんの話やねんって思いますよね。
まぁちょっと聞いてつかぁさい。
そのウイスキーは封切りをしていないのに透明になっていたんです。
そんなことになるの?と驚きましたが、中身の確認の為にキャップを開けたらしっかりウイスキーの香りがしていましたので、多分、飲めます。
でも怖いので捨ててしまいました。
紫外線って、思ったよりも強力なんだなぁと感じた次第です。
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