あらすじ
カレーにとんかつソースをかけたりもするほどとんかつソースが好きな筆者であるが、とんかつソースはブルドックソースに限ります。
なによりもあの長四角のボトルが安心感あるんですよね。
新しくなったブルドックのとんかつソースのこと
2023年09月01日(金)以降の出荷分から、ブルドックのとんかつソースのパッケージが新しくなっています。
どう変わったのか?
お客様からの声をヒントにボトルをリニューアル!
👩「キャップがソースで汚れる!」
👩「中栓が固くて開けにくいわ!」
👩「ラベルの分別が大変!」
👩「キャップが滑って開けにくい!」
👩「容器が持ちにくい!」
その要望を新しい容器に取り入れました!
引用元:定番ソースリニューアル特設サイト|ブルドックソース株式会社
とのことです。
確かに、四角いソースの頃は上記の方々が言うのは「あるある」でしたね。
まぁ、ソースは汚物ではないので汚れるとは思いませんでしたが、見た目がよくないのでしょっちゅう拭いていました。
新パッケージは確かに使いやすく便利になりましたが、不便な要素もあるんですよね。
それは何かというと、冷蔵庫からソースを探す時に発生します。
ソースを見つけにくくなった
筆者宅の冷蔵庫ですが、ちょっと嘘臭く並んでしまいましたが、ブルドックソースが2つあります。
慣習とは不思議なもので、手前にだいぶ減った新型とんかつソースがあるのに、奥の方の未開封のとんかつソースを取り出してしまいがちです。
このくらいスッキリしてたらいいのですが、もっとごちゃっとしている時は、一番手前に新型ソースがあっても、その存在に気付かない事もあるんですよねぇ…。
ま、慣れですね。
ただ、唯一無二の美しく覚えやすい形状だっただけに残念です。
ブルドックのとんかつソースのすばらしさ
筆者はブルドックのソースが最高だ!と言ってるわけではなくて、ブルドックのとんかつソースが最高だと言っているのです。中濃やウスターには全く興味がありません。
ブルドックのとんかつソースはとろみのある濃厚なソースですが、果物由来のフルーティな甘さと酸味とスパイシーな辛味が最高のバランスなんですよ。
とんかつソースはブルドックかブルドック以外かの2つに分かれます。
【原材料】
野菜・果実(トマト、りんご、プルーン、レモン、にんじん、たまねぎ)、醸造酢、糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)、食塩、澱粉、酵母エキス、香辛料
原材料を見ても特段変わった物を使っている印象はありませんが、なんの香辛料なのかわからないあたり、そこに秘密があるのかもしれませんね。
筆者オススメのブルドックのとんかつソースを使ったレシピ
ハンバーグソース
とんかつソースとケチャップを適当に混ぜて、味噌を加えて混ぜるだけですが、酸味が濃い方が良かったり甘い方が良かったりなど、好みがあるでしょうし、使っているケチャップのメーカーによっても味が変わりますので、色々試してみてください。
そばめし風ソース
とんかつソースとマヨネーズを白米に混ぜるだけです。
ソースせんべい
梅ジャムなどを付ける薄いせんべい(amazon)にかけて挟むだけ!これがうまい。
ところでなんでブルドックなの?
ソース発祥の地であるイギリスではブルドッグはシンボル犬として愛されていたことと、ソースが日本の家庭に馴染んできた大正末期に、ブルドッグがペットとして人気だったことで、ソースのおいしさもブルドッグ同様に人々に広く愛されるようにと、三澤屋商店が販売しているソース類のブランド名が「ブルドッグ」として採用され、シンボルマークはブルドッグになったようです。
大正15年にブルドックソース食品株式会社が設立され、ここから現代に至ります。
ブルドックソース株式会社の英語表記は「BULL-DOG SAUCE CO.,LTD.」となっており、完全にブルドッグなのに、なぜブルドッグじゃなくてブルドックなのか?が気になって仕方ありません。
現在問い合わせ中ですので、返答を頂き次第追記しますが、マルちゃん焼そばと同じような返答*1が来そうな予感がしています。
ブルドックソース株式会社さんに聞いてみた
お問合せをさせて頂きました。
●なぜブルドッグではなくブルドックなのか?
⇒濁音が続かない方が柔らかいイメージである為
おおらかな時代の「なんとなく」な雰囲気によるイメージであるため、英語表記ではBullDog(ブルドッグ)となっている。●とんかつソース 食堂用と一般商品の違い
⇒食堂用は一般家庭用とは違い、アレンジのしやすい濃さに調整されたソース。
●一般商品と徳用商品の違い
⇒徳用商品はコストパフォーマンスを重視しており、一般家庭用よりも薄めになっている。●徳用商品と食堂用の違い
濃さの順は、家庭用・食堂用・徳用の順となっている。
取材協力:ブルドックソース株式会社
お客様相談室の担当の方、ありがとうございました!
終始笑いあってしまうような柔らかく和やかな貴重な数分間をありがとうございました。
まとめると、単純に徳用とは沢山入っているから安いと言うわけではなく、沢山使う用途に向けて開発された商品で、家庭用のブルドックソースとは用途違いの別物であることがわかりました。
また、徳用よりは味付けの濃い物が食堂用、単品としてもしっかり味を楽しめる物が一般家庭用とのことです。
つまり、徳用・食堂用はプロの為のソースなのですねぇ。
●家庭用(amazon)
●食堂用(amazon)
●お徳用(amazon)
記事の締め
さて、筆者にとってはこんな日本人向けとしか思えないようなソースの発祥の地がイギリスだという事はとても意外でした。
じゃあソースの本場イギリスではもっと美味しいソースがあるのかな?と調べたところ、ソースの本場イギリスでは「HPソース(amazon)」というソースが一般的のようで、しかもなんと、英国王室御用達のソースだそうですが、筆者は今初めて存在をしりました。
どれだけうまいんだろう?と、レビューやネットの情報を参考にしたところ「日本人には合わない感じの酸っぱいソース」でうまくないそうですから、試してみたくとも値段も高いし躊躇してしまいますね…。
なお、日本人が「ソース」としてイメージするものは、Worcestershire sauceと呼ばれるソース、いわゆるウスターソースで、今日の日本のソースの原型だそうですが、これは1人の御婦人が偶然作り上げてしまったものだそうです。
ウスターソースと中濃ソースととんかつソースの違いについて触れそこなってしまいました。
ウスターソースは、串カツにつけるようなサラっとしたしょうゆのようなソースで、とんかつソースはどろっとしていて甘味を感じるソースです。
味の濃さはウスターソースの方が塩分が多いために濃く、ウスターソースととんかつソースを混ぜた物が中濃という事になっていますが、メーカーによっても風味やとろみは様々です。
ソースは東西で好みが別れており、関東は甘味が強い物、関西では酸味の強い物が好まれているようです。
関西地区はウスターが多く、それよりも西の方になるとお好みソースが多くなり、それ以外の地域では中濃が一般的だそーっス。
筆者のように、とんかつソースを常用使いにしている人は珍しいのかもしれません。
どのソースよりもとんかつソースが好きなんだよ!って方、どのくらいいるのでしょう?