豪雨明けに虹を見た!
写真が上手に撮れなかったのですが、大きな虹が架かっていました。虹を背にしてペットボトルリサイクルマシンにペットボトルを入れ続けている御婦人に「後ろ!すごい虹出てますよ!」と話しかけたら、御婦人も大きな虹に感動したようで「いい事あると良いね!」とおっしゃっていました。長生きしてくださいね。
虹はタイミングで、太くなったり細くなったり、濃くなったり薄くなったり、二重になったり7色以上だったり、7色以下だったりします。すぐに消えてしまいますが、この日は20分ほど輝いていました。
虹について
虹(にじ)は、光が水滴に当たって屈折・反射・再び屈折することによって生じる、空に現れるカラフルな弧の形をした自然現象です。虹は、通常、雨が降った後や空気中に水分が多く含まれているときに見られます。
虹の形成
虹が形成されるプロセスは以下の通りです。
屈折: 太陽の光が空気から水滴に入るときに屈折し、光の進行方向が変わります。
反射: 水滴の内部で光が反射されます。通常、光は水滴の内部で一度反射されますが、二重虹が現れることもあります。この場合、光は水滴の内部で二回反射されます。
再屈折: 水滴の中から光が再び空気中に出るときに再度屈折し、虹が観察されます。
虹の色
虹の色は、光が波長ごとに異なる角度で屈折するために生じます。これにより、白色光が分解され、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7つの色が弧状に並びます。これらの色は、虹を構成する主要な色ですが、実際には連続的な色のスペクトルが存在します。
虹の種類
一次虹: 最も一般的な虹で、色の配列は外側から内側に向かって赤から紫の順です。
二次虹: 稀に見られる二重の虹で、一次虹の外側にもう一つの虹が現れ、色の配列が一次虹と逆になります(紫が外側、赤が内側)。
環水平アーク: 空の高いところに見られる虹のような現象で、通常の虹とは異なり、太陽が低い位置にあるときに見られます。
虹は多くの文化で希望や平和の象徴とされたり、文学や芸術にも頻繁に登場します。
「虹」という漢字の「虫」部の「虫」は、蛇を示しているとされていますが、蛇が進化すると龍になると噂されており、そのため「蛇」という漢字の「虫」部が使用されていて、虫ではなく蛇の虫偏となっています。
虹の付け根を見た
虹ってずっと遠くにあるのだと思ってみていたけど、森林の手前にあって驚きました。森林までは約300mほど。
森林の手前に虹が出てるのが見えますか?拡大しますね。
「森」までは筆者より約300m先の距離ですが「虹」までの距離はわかりません。というのも、虹と人間との距離は、実際には特定の距離で測れるものではなく、虹は光の屈折・反射によって視覚的に見える現象であり、物理的に「存在」するものではないため、虹と人間との距離を測ることはできません。
虹が見える位置は、観察者の位置、太陽の位置、そして大気中の水滴の位置によって決まります。具体的には、以下のような要素が関与します:
- 観察者の位置: 虹は常に観察者の背中に太陽がある状態で見えます。これは、太陽光が背後から照射され、前方の雨粒や霧の中で屈折・反射することによって虹が現れるからです。
- 視角: 虹の中心角度は約42度です。つまり、観察者から見て、太陽から反対方向に42度の角度で虹が見えます。この角度は一定なので、観察者がどこにいても、虹と観察者の間の距離は変わらないように感じます。
- 幻の距離: 虹は物理的な物体ではなく、光の現象です。そのため、虹に近づこうとすると、虹も遠ざかるように見えます。逆に、虹を遠くから見ようとしても、虹の位置が変わらないため、虹との距離は常に変動しているように見えます。
執筆後記
虹自体が珍しいのに、こんなに近くに見れるとは。一生に一度あるかないか…は言い過ぎだけど、しかし、この先2度と見れないかもしれません。
筆者は虹が出るとキッズ化する傾向があり、大騒ぎしますのでご注意ください。ご迷惑をおかけしました。