チャンバワンバのタブサンピングの意味がわかる人はすごい…
まえおき
私は90年代が好きなので、90年代の音楽ばかりを聴く傾向にあります。
今回語りたいのは 1997年に大HITしたイギリスのアナーキーパンクバンドのチャンバワンバによるタブサンピングという曲についてです。
全世界の人が知っている程の有名曲なのですが、私は深夜に爆笑してしまいました。
チャンバワンバのタブサンピングの事
チャンバワンバとは
活動期間・1982年~2012年
1997年に、かねてより批判していたEMIに所属し[Tubthumping]を発表。[Tubthumping]は、全米シングル2位、全英シングル6位になるほどの大ヒットを記録しています。
アナーキーパンクバンドとあるように、政治や国家・社会についてを歌にするバンドです。※支配者や君主のいない状態の創造を目指す政治思想=アナキリズム
チャンバワンバという名前について
チャンバワンバという言葉は何も意味がありません。
私たちは「チャンバワンバ」という音が好きで名づけました。
タブサンピングの意味
[Tubthumping]は労働者階級の歌で、貧困や不平等によってノックダウンされるにも関わらず、楽しいひとときを過ごす一般人を称える曲となっており、チャンバワンバの楽曲・歌詞の中で最も非政治的な曲とされるが、しかし、”Tubthumper” とは政治家の事をさし、”Tubthumping”とは遊説するという意味になるようです。
タブサンピングの歌詞の内容
👱♂️俺は何度倒されてもその都度立ち上がる。倒れたままだと思うなよ!
👩一晩中酒を飲む。
👷♂️彼はウィスキー・ウォッカ・ラガー(ビール)・シードルを飲む。彼は良き時代を思い出させる歌を歌う。
👩オーダニーボーイ(別れの歌)
👱♂️俺は何度倒されてもその都度立ち上がる。倒れたままだと思うなよ!
👩一晩中酒を飲む。
👷♂️彼はウィスキー・ウォッカ・ラガー(ビール)・シードルを飲む。彼はより良い時代を思い出させる歌を歌う。
👩私の為に泣かないで、隣の隣人
上記をひたすら繰り返します。
テンションだけがブチ上がるのは確かなのですが、さっぱり意味がわからないです。
シンプルすぎて深読みしてしまいますが、【酔っぱらってぶっ倒れてもまた起き上がって酒を飲む人の歌】ですよね。
酔っぱらってぶっ倒れてもまた起き上がって酒を飲む人は、ダニーボーイ*1を歌っているようです。
「アイルランド人には酔っぱらうとダニーボーイを歌う親戚が必ずいる」や「酔っ払いがダニーボーイを歌い始めたら閉店時間が近い」と言われているようで、やはりこの歌は酒を飲みまくるおっさんの歌なのかもしれません。
彼はより良い時代を思い出させる歌(ダニーボーイ)を歌う、という事なのでしょう。
Don't cry for me Next door neighbor
【私の為に泣かないで、隣の隣人】ってどういうことだろうか。
なぜ隣人は、この酔っ払いの為に泣くのでしょうか?
この男があまりにもうるさくて、泣くほどつらいのかもしれません。
Next door neighborは、隣の隣人と言う重言のような言い回しです。
もし、私がこの男がいる空間にうっかり居てしまったら泣くかもしれません。『コイツ…もうダメなのかもしれない…』と。大酒を飲んで強くなった気分になった人が、愚痴や武勇伝を語り散かしてる無様は聞くに堪えないですよね…。
あるいは、心配しすぎて泣けてきます。
『酒、控えなせぇよ』と。
これを見て爆笑しました
youtubeでは【Pissing the night away】を【一晩中放尿】と訳していました。
普通に考えたら【一晩中酒を飲む】だと思いますが、確かにトイレなんですよね。
そりゃ、そんだけ飲んだらしょっちゅうトイレに行くことになるだろう!とは思うのですが、彼らはアナーキーパンクバンドである為、主義的な思想を持っている事と、大手EMIから出している為、比喩的表現に思想を隠しているだろうと思います。
Pissingとは
確かに本来のPissingは【排尿をする】という意味になるのですが、その他にも多くの意味があるようです。
Pissingは酒を飲むと言う意味になりますが、おそらくこれは、酒、特にラガー(ビール)を飲むと大量におしっこが出る事に由来してると思います。
pissing contestとなると、おしっこをどこまで遠くまで飛ばせるかを競うアソビという意味になりますが、転じて【大人げない口論】となります。この事からPissing自体を口論と訳する事もあります。
遊説(街頭演説)がタイトルの曲ですので【政治的な口論を一晩中行っている】とも考える事ができるのかな?と思いますが、口論というよりは、政治への愚痴を一晩中語っていると言う方が近い気もします。
一晩中放尿とするなら、なぜそのような事態に陥ったのか?
おそらく、飲みすぎでしょうね。
この記事のまとめ
こちらも音楽に関する話題です。
*1:ダニーボーイは葬儀に流れる曲。暗殺されたアメリカのケネディ大統領・エルヴィスプレスリー・ダイアナ妃、などの葬儀でもダニーボーイが演奏された。