おことわり
この記事は”煙草に関する記事”ですので、未成年及び嫌煙者の閲覧はご遠慮ください。
なお、喫煙を助長するわけではなく、むしろ節煙及び禁煙への道標となれば幸いです。
セーラムライトのこと
筆者の母は離婚を境に喫煙者になりました。
当時はJTではなく、アメリカ産のセーラム(BOX)を嗜んでいたと記憶しています。
当時の筆者は学生でしたので詳しくは知らないのですが、セーラムは「世界初のフィルター付メンソールシガレット」として、R.J.レイノルズが製造していたようです。
セーラムシリーズは豊富に存在しており、セーラム・ピアニッシモやセーラム・スーパーライトなど種類も豊富でしたが、いつの頃か、セーラムはセーラムライトのみになり、JT製作となっていました。
それ以降、筆者の母はずっとセーラム・ライトを嗜んでいます。
時折、昔を懐かしむように『ライトじゃなかったんだ、洋モクだったんだ』と笑いながら。
そんなセーラムライムも、2024年5月以降の売り尽くしを持って終了となります。
セーラムライト終了(2024)
これ、セーラムライトに封入されていた紙(カード)なんですが、QRコードを読み取ってログインしてもなんにもならないんですよね。なんでだろう?問い合わせしときます。
追記:4月20日に確認したところQRコードが動くようになっていました。
セブンスター・メンソールの新商品2種を選び、抽選で送られてくるようです。
問い合わせと言えば、実は、3月8日にはすでにセーラム廃盤に関する前情報があって、筆者が母のセーラムやシャグを頻繁に購入するお店の方に『セーラム終わっちゃうんですよ』と教えて頂いてはいたのですが、真偽が不明だったのでJTに問い合わせたのですが『そんな情報はないのでご安心ください。ガセですよ』と仰ってくださいましたが、結局はガセではなかったという事ですよね…。
とは言え、JTも大企業ですからブランディングや混乱回避などもあるのでしょうから、黙秘も仕方のないことなのかな?と思います。
あるいはギリギリまで戦っていたなど?
しかし、本営から発表がされました。
JTは、2024年5月下旬より順次、紙巻たばこ3銘柄について、当社の在庫売り尽くしをもって販売を終了し、廃止します。
発売以降、お客様よりご愛顧を賜り、販売してまいりました商品ではありますが、販売数量の減少に伴い、お客様へ高品質な商品を確実にお届けするための品質維持、管理が非常に困難となり、販売を終了することといたしました。
この度、廃止となる銘柄をご愛顧いただきましたお客様には、厚く御礼申し上げますとともに、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
セブンスター・メンソール・5・ボックス
ホープ・メンソール
セーラム・ライト・ボックス
5月下旬より~と記載されていますが、筆者が量販店の方に伺った話の方が確かだと感じます。
お店の方が言うには、3月の時点ですでに製造は終了しており、倉庫出荷分だけとなっているとの事ですが、まぁ、本営が公開されていない情報を言えないのもなんとなくわかるような気がしますが…ねぇ…。
ちなみに、代替は新しく出るセブンスターのメンソールだそうです。
筆者としては、往年のファンを裏切り続けている*1JTには愛想が尽きかけているので、安くてクオリティの高いシャグへの切り替えを打診しています。
まぁこの際だから辞めちゃえば?と思うんですが、おそらく無理ですし、電子への切り替えも無理があると感じます。結局のところ、ニコチンを接したいわけではなくて、タールの旨味から離れられないので、そういう場合ならなおさらVAPE(蒸気)なんか本当に意味がないので、銘柄を変えるか手巻きに変更するかのどちらかになります。
とは言え、市販の紙巻煙草は開封するだけで簡単に嗜む事ができるので便利ですが、なによりも税金込みでの総額が高いのがネックです。
具体的には、セーラムライトは20本(約12g)で570円ですが、多くの手巻き煙草は30gで1000円程ですので、我慢しないでも節約になります。
1日1箱の人でも1000円で3日持ちますから、1日分が節約できますよ。
実際のところは手巻き煙草をその都度作るのは面倒ですが、めんどくさいから作らないでいいやってなったりもするので、結果的に節煙になるのは利点と感じています。
道具さえ揃えちゃえば簡単ですしランニングコストが1/3程になりますし、香りも良いですし、メンソールの種類も多いのですが、メンソールは特に面白さがあり、メンソール用のフィルターを使用したらなんでもメンソール化できます。
┏作り方についてはコチラ┓
なお、煙草の臭さは煙草に入っている防腐剤や使用されている紙の漂白剤由来が多いのですが、特にセーラムライトは臭みが強いのが特徴ですから、だいぶ抑える事が出来ます。ただまぁ、あの臭みがセーラムらしくて良いんですよねぇ…。
それと、セーラムの良さしっかりとしたバージニア葉の感じ+メンソールっぽくないメンソールなので、それが良かったんですけどね…。残念です。
でも、銘柄さえ見つけてしまえば、手巻きで再現も出来ると思いますよ。
しっかりとしたクオリティの高いバージニアはシャグ以上のクオリティの高いものはありませんので、いずれも満足できるはずです。
セーラムライトを分解します
この写真になんの意味があるかわかりませんが、3Dモデリング等のテクスチャの案として使えるように解体しました。
結構複雑なカッティングですね。
右上はカラーパレットとしてもそれっぽく使えるかもしれませが、写真のため公正された正確な色情報ではないので、雰囲気でどうぞ。
シャグとは違って、印刷・組み立て・等のパッケージ費用もありますから、やはり原価もそれなりに高いのでしょうね。
価格の高騰に関してはJTばかりが悪いというわけではないのですが、『昔はもっと良かったんだけどなぁ』と、多くの方が仰るように品質の劣化などはもうフォローしようがないところまで来ているように筆者も感じています。
執筆後記
『ああ、ここでも売ってない・・次行くか・・・』
『あ!あったぞ!セーラムライトをください』
『あ、えーっとね、番号振られてない棚の方の上から二段目の右から三番目の緑の…そうそうそれそれありがとう』
取り扱いが少ないし、番号振りがされてなかったりもしたのでコンビニの若い店員さんには伝わりにくいセーラムライトでしたが、それでも売り切れになっている事もあったりして、意外にも人気のある銘柄だなぁと感じる事がありました。
筆者はメンソールが苦手ですが、どういうわけかこの銘柄だけは愉しめました。
それはきっと、母を思い出すからでしょうね…いや、生きてますし、セーラムライト廃止の報を受けて激怒した後に落胆していますが。
セーラムさん、セーラムライトさん、およそ30年程の期間の毎日、影で母を支え続けてくれてありがとうございました。お疲れ様でした。
あなたの替えはありませんが、これも時代の流れですから、仕方ありません。
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*1:筆者は年数を言えないくらいのピースファンでした。今でもたまにショートピースだけは購入しますが…