針子飼育のキホン
メダカの交配をしている人の春~秋の楽しみと言えば、メダカの孵化・針子の飼育ですよね!筆者宅も困るくらいに爆増しています!
さてさて、こちらのページをご覧の方には説明不要と思いますが、これからメダカを増やそう!と考えている方にざっと説明をします。
メダカを増やすには?
- オスとメスのメダカを用意する
- 日当たりと風通しのよいところに水槽を置く
- 産卵床を入れる
- 産卵床に付いた卵を別の容器に移す
- 孵化したら容器を変える
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たったこれだけなので、とっても簡単に増えますし、なんのコツもいりません。
しかし、ここからは飼育となりますから、それなりに忙しくなってきます。
針子の過密飼育は急激に減ります
過密飼育では、メダカの自然淘汰が起こり、やがて数匹のみになってしまいます。
メダカの自然淘汰とは、メダカの個体群の中で、生存能力・繁殖能力に差があることによって、生存に有利な遺伝子を持つ個体が次世代に受け継がれていくという現象です。
メダカは、餌の獲得競争、外敵からの捕食、病気、水温や水質の変化などの様々な環境ストレスに直面しながら暮らしています。これらの環境ストレスに適応できない個体は淘汰され、適応できる個体だけが生き残り、繁殖します。
メダカの自然淘汰には、以下のような具体的な例があります。
- 餌の獲得競争: 餌を素早く見つけたり、捕食したりする能力が高い個体の方が生き残り、繁殖する可能性が高いです。
- 外敵からの捕食: 外敵から身を守るための体色や行動パターンを持つ個体の方が生き残り、繁殖する可能性が高いです。
- 病気: 病気に対する抵抗力が高い個体の方が生き残り、繁殖する可能性が高いです。
- 水温や水質の変化: 水温や水質の変化に適応できる個体の方が生き残り、繁殖する可能性が高いです。
メダカの自然淘汰は、個体群の多様性を維持し、環境変化に適応する上で重要な役割を果たしますが、主な死因としては餓死となる事が多いです。
活動範囲が狭ければ狭い程、生き残るための競争が激しくなります。
ですからメダカの飼育容器は大きければ大きいほど良く、飼育数は容器のサイズに適した数である事が望ましいです。
具体的には、10リットル容器なら7~8匹程度が丁度いいようです。
\みんなが選んでいます/
針子を別容器に移した方法
屋外飼育では、枯れ葉や虫の死骸など、色んなものが浮いてたりもしますので、それらを除去するのですが、針子が不用意に飛び込んでくるなど、結構てこずりました。
これらの適切な処理としては水を切るか干すかして燃やすゴミに捨てるのが適切です。
針子と稚魚の間くらいですが、このサイズの物が100匹以上います。
卵を採らなければ増えないのですが、つい採りすぎてしまいました。
ちなみにこちらは筆者宅の楊貴妃の特に赤い者同士による子孫ですが、どのように育つのでしょう。
そもそもの種親が何年も選別されている楊貴妃のような赤さが出ていませんし、購入時は楊貴妃とされていたものの、どうにも雑種感があるので、どうなることやら…。
どういう個体になるのかはやはり大きく育たねば確認しようがありませんし、よりよいメダカを選ぶにはやはり分母の数も大事になってきます。
ダイソーのグレーBOXに予め水を入れ、水温を気温と同等にしたうえで種水を混ぜておきました。種水の有無でかなり生存率が変わりますので、このようにしてください。
種水と言っても、たいしたものではなく、すでに飼育しているメダカ水槽の水を30%ほど拝借して混ぜただけです。
こだわる方はPSBやバクテリアを投下すると良いでしょうね。
針子はグリーンウォーターで育てたい
手持ちにダイソーのグレーBOXが2台しかなかったので、数が数だけにこれでも過密ですが、選別外は全て人にあげる予定ですので、とりあえずこれで育成します。
体躯が大きくなったらさらにわけますが、やっぱりどうしても物理的なスペースが少ないとこういう楽しみ方をしずらいですよね。
さて、筆者の場合は、管理の手間がかからないグリーンウォーターで針子をのんびり育成しつつ、ライズ2号を指で潰して給餌しています。
執筆後記
やっぱりメダカはすごく増えます。
最近ではF1にそれっぽい名前をつけて販売する人も増えていると聞きました。
それは結局雑種ですし、固定率が低い者同士の掛け合わせとなれば、これからも雑種がどんどんと増えることでしょう。
メダカの飼い方は簡単ですが、メダカの買い方が難しくなっているように思います。
とはいえども、メダカはメダカです。
それぞれが思い思いに楽しみましょう!
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