まえおき
簡易的な観葉植物用や農業用のビニールハウスには憧れるのだけれども、価格も高いし土地が必要ですし、様々な条件があります。
となれば、100均を駆使してDIYの自作をするっきゃない!
ということで、100均商品を使用して簡易的なビニールハウス(ドーム)を作った方法を記載します。
簡易的なビニールハウスの防寒の効果
筆者は関東に住んでいますが、2月~3月の早朝は氷が張る事もありました。
具体的には、0℃前後が続いた日に厚みのある氷が張られてしまった日があったのですが(池が凍った!メダカはどうなった!?[#shorts ])、日中の太陽光の恩恵があるハウスや蓮(ハス)のおかげで無事でした。
開口部が広い池にとっては、水面を寒風が叩くだけでも水温を下げるのには充分すぎるほどに強烈です。
しかし、少しでも風を遮るものがあるだけで結果がまったく違います。
テントの中で寝るかテントの外で寝るかの違いと言えばわかりやすいでしょうか。
ようするに囲えば良いだけですが、大がかりな設備というのは資金がかかるので、なんとか100均で済まそうと思って作成した結果、550円で無事に越冬が出来ましたので、その方法をお伝えします。
その前に、越冬を体験したプラ池についてを記します。(読み飛ばしてもかまいません)
自作のプラ池(ビオトープ)について
私のプラ池は自作のオーバーフロー構造ですので、雨には強く…どころか、どんな大雨でも溢れる前に排水管が吸い込むので、メダカや浮草がプラ池の外に飛び出す事は、彼らがジャンプをしない限りはありません。
作り方は簡単なので、以前の記事*1を参照してください。
過去記事を確認したところ、今回の越冬の件にも少し触れていたようですが、この記事ではもう少し掘り下げてみます。
このプラ池のメダカ達が実際に寒波による大雨を経験したところ、雨風による急激な水温の低下、水質の変化というのがかなり厄介だと判明しました。
秋口でもかなりのダメージがありましたので、冬季の場合は更に高確率でメダカは★になってしまいます。
ですので、オーバーフローよりも雨避けが効果的であると言えます。
簡易的なビニールハウスによる雨避けと採光の必要性
ビニールで覆ってるおかげで太陽の恩恵を充分に受けられます。
ビニールで覆っていないプラ池では厚手の氷が張ってしまって、酸欠防止のために手で除去するなど大変でしたが、対してビニールで覆っているプラ池では氷が薄く張った程度で、昼頃には氷も融けましたので、メダカたちも、日中はそれなりに暖かく過ごせていたようです。
3か月もの間、全くエサをあげていないにも関わらず色揚がりがよくなっていましたし、体長も育っていました。おそらくこれも、太陽や紫外線などの恩恵と思います。
雨避けのみを重視する場合は、板を被せるだけでも良いのかもしれませんが、暗いところは寒いイメージがありますし、太陽(熱源)からのエネルギーが届かない状態は不健康ですので、透明な屋根が効果的です。
全ての生物に言える事ですが、どうしても太陽光は必要不可欠で、茹だる程の暑さでない限りは、なるべく採光をすべきと私は考えています。
ビニールハウスであれば、雨避けも採光も出来て最高!
夏場においての危険性
しかし、夏場は逆に水温があがりすぎてしまうので、スダレなどをかけるなどの工夫をする必要があります。
また、水面が広い為に蒸発も多いので頻繁な足し水が必要となりますが、今回製作するような構造では開閉口がないのでビニールそのものを上下させる必要があり、エサやりなどがめんどくさくなったりもしますので、一長一短ではあります。
簡易ビニールハウスを作ってみよう
100円均一の園芸コーナーにも様々なサイズの園芸アーチがありますが、ホームセンターの園芸コーナーや農業資材コーナーでは数本単位でまとめ売りがされており、結果的に100均より安く買える場合もありますが、今回は身近な100均の物を使用して製作していきます!
作るのがめんどくさいよ!って方は以下の記事を参考にしてください。
↓市販のビニール温室はこちらです↓
DIYビニールハウスために使用したもの
- ダイソーのテーブルクロス(クリア)
- ダイソーの園芸用アーチ
- 園芸用ビニールタイ(針金)
- はさみ✂
DIYビニールハウスの作り方
追記:ニコニコ動画にアップしました。
- テーブルクロスをそれぞれのアーチに合わせて切る
- ビニールタイや針金でそれぞれのアーチにテーブルクロスを留める
- それぞれのアーチを地面に刺す
- テーブルクロスをアーチの上にかぶせ、ビニールタイや針金で留める
工程自体はシンプルですが、たったこれだけでビオトープの環境がガラリと変わりますよ!是非、越冬の参考にしてください。
記事の締め
園芸資材を使うことで簡易ビニールハウスを製作しました。
アーチ状の構造なので、雨水が左右に流れていきます。
- 屋外の越冬や雨避けにはビニールハウスが最適
- メダカに限らず生物の育成には太陽光が必要
- しかし、夏場は気を付けないと茹であがる
耐久性は?というと…
【追記】一年でボロボロになってしまいました。
1年もよく持った方だと思いますが、アーチは曲がり、ビニールが千切れてしまいまして、そこへ台風やゲリラ豪雨が直撃してしまい再起不能になってしまったので、更にシンプルな方法で屋根を作りました。
●DIY屋外トロ舟ビオトープの台風への備えかた - urakatahero”B”log
↓
シンプルな方法すぎて根本的なミスがあったので、もういっそ高級品(1000円)を使用することにしました。
↓
2023年度版はこちら
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