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【体験系雑記帳】

金魚の餌をメダカの餌に!ダイソーのコーヒーミルが優秀です。


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筆者が探し当てたメダカの餌の写真を背景にしたタイトル(オススメ・メダカの餌)用画像(筆者撮影・編集)

『価格は安いが・・』

 

あらすじ

”質が良さそうなメダカの餌は価格も高い問題”に頭を悩ませた筆者は、金魚の餌をメダカ用に加工しました。

その結果は成功で、メダカはものすごい勢いでバクバクと食べて成長していきます。

その代わり残餌や水の汚れも多く、さらには、金魚の餌を粉砕する機具が曲者で、100円という激安価格と引き換えに筆者の肩甲骨がやられてしまったのであった。

 

金魚をエサをメダカの餌にする方法

筆者が購入してきた日本ペットフード株式会社から発売されている”エンゼル色揚げ(250mg)”が写っています

金魚のエサ『エンゼル 色揚げ(250㎎)』

ただ単にそこらへんの金魚の餌をメダカの餌にするだけなら安いメダカの餌を買った方が楽です。

今回の主旨としては品質の高い”観賞魚の餌”を安く購入してメダカの餌にしたい という目的になりますので、原材料と内容量と価格で評価をした結果、”エンゼル色揚げ”に決めました。

 

【エンゼル色揚げの原材料】

穀類(トウモロコシ、パン粉、小麦粉、脱脂米糠)、魚介類(フィッシュミール、オキアミミール(アスタキサンチン源))、脱脂大豆、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)スピルリナ(ゼアキサンチン源)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、クロライド、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、エビフレーバー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウムカルシウム(安定化ビタミンC))、メチオニン

筆者が最も気にしている成分の”オキアミミール”が混入されていますので、嗜好性はそれなりに高いと感じます。

というのも、水産業における業務用フードの”おとひめB2”や”ライズ2号”はオキアミミールの含有量が高いのが特徴ですので、オキアミミールの含有の有無が今回のエサ選びの第一条件としました。

オキアミミールを使用しているメダカの餌と言えば”めだかの舞”や”めだか膳”や”特選めだかの餌”などのような高級なエサに多く、安い価格帯でオキアミミールを多く含有している餌は少ないのが現状です。

原材料は主に多く含有している物から順番に記載するルールとなっているのですが、こういう表記の場合はなんとも言えませんが、少なくともエンゼルのオキアミは魚粉よりも少ないことがわかります。

ちなみにオキアミとはエビではなく、エビそっくりのカタチをしたプランクトンだそうで、オキアミには赤揚げ効果のアスタキサンチンが含有されています。

ルテインという黄色系の色揚げ効果と、アスタキサンチン・ゼアキサンチンという赤色の系の色揚げ効果が入っている昔ながらの金魚の餌”エンゼル”です。

なお、メダカ専用の餌として販売されている物でルテインが入っているのは【ニチドウ めだか膳 極色揚げ用】のみですが、こちらにもゼアキサンチンが入っておりますし、原材料の最初にオキアミミールが入っているので、今回使用しているエンゼルの上位互換であると考えられます。

気になったので調べてみたところ、ルテインとゼアキサンチンはどちらもカロテノイドですが、それぞれ独特の化学構造を持っており、互いに異性体の関係であるが、光学異性体ではないとのことです。よくわからんけど目に良いらしいですよ。

 

ダイソーの500円コーヒーミルで粉砕してみます

ダイソーの手引きコーヒーミルを手にした筆者の写真(筆者自撮り)

『硬い豆すら粉砕する装置』

食品用なので機械用油などがついていないと想定してコレに決定しました。

粗さの調整が可能な点がGoodです。

ダイソーの500円コーヒーミルで挽ける豆のサイズ一覧(筆者撮影)

結構細かく挽けるっぽい

さっそく金魚の餌をメダカ用に挽いてみる

コーヒーミルに金魚のエサ”エンゼル”を投入しているシーン(筆者撮影)

ザザっの後にクルクルするだけ

蓋をしてレバーをクルクル回すと数秒で一気に粉に!

ペッパーミルと比べると10倍早くて100倍楽です。

100円と500円の差がでかすぎます。

ダイソーのコーヒーミルで金魚の餌をそれぞれのサイズで粉砕した結果の比較(筆者撮影)

細引きが良さそう

極細挽きは稚魚用には良さそうなサイズでしたが、通常用としてはやや細かすぎるので、細挽きが丁度良いように思えます。

中細挽きと中挽きではまだ少し大きい感じで、荒挽きの場合はほとんど変わりませんでした。

粉砕されるには粉砕されるのですが、サイズにバラつきが多いので雑な感じではあります。想定用途と違うことをしているので機械のせいではないと思いますが、それなりの価格帯の手挽きのコーヒーミルの宣伝文句には”均一に挽ける”などとあるので、そこは100均クオリティなのかもしれません。

[充電式電動コーヒー豆グラインダー]

粉砕した金魚の餌をメダカに給餌した結果

金魚の餌に群がる筆者が飼育しているメダカ達の写真(筆者撮影)

勢いよく餌に群がる

水に浮かべると粉砕された餌のサイズの均一性のなさがハッキリとわかりましたが、しかし、メダカにとってはそんなことはどうでも良いらしく、勢いよくエサにパクついていました。

とは言え、残餌も多く、水の汚れも多いのでやっぱりメダカ用のエサを使用した方が良いですね。

 

記事の締め

マルキュー(MARUKYU) ヨセアミ

『コレを混ぜてみようと考えています』

スパイスミルでは肩を壊しましたが、コーヒーミルは数秒で粉砕してくれました。

コスパを重視するあまりに意地になって我慢していたのですが、コーヒーミルをさっさと使用すればよかったと痛感しています。

金魚の餌の”エンゼル”は、オキアミの量がもうちょっとあれば、高級なメダカ餌と同等かそれ以上の物になりそうですが、油分が多いのがネックです。

近年、鯨が増えていてオキアミの漁獲量が減っているそうで、オキアミの市場価格が上がっているようです。

そうなると、オキアミを使用している餌の価格も高騰するでしょうから、こういう物を購入して餌と混ぜるのも良いかもしれません。問題は塩分量と腐りやすさですね。

いずれは、メダカ用に自作のエサを作ってみたいものです。

 

【追記】

記事執筆時はバクバクと食べていたのですが、一週間を過ぎる頃からどうやら飽きたらしく、水面にエサが余るようになってしまいました。

原材料の穀類(トウモロコシ、パン粉、小麦粉、脱脂米糠)が微妙なのかな?

 

追記執筆時点での感想としては、黄色系の色揚げに必要なルテイン配合の【ニチドウ めだか膳 極色揚げ用】を使用するのが無難に思います。

食べるには食べるけど、残してしまうケースが多いので、ライズ2号の使用をオススメします。

私としては、高性能で低価格なメダカのエサについての研究を続けたいと考えています。

 

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