あらすじ
甥たちが釣り堀に行き、お土産にとニジマスを3尾持ってきてくれました。
今回の記事は炙りや2でニジマスの炙り方と下処理についてを記事にしようと思ったのですが、すでに内臓とエラの処理をし終えてありましたので『記事としては弱いか?』と、思いましたが、よくよく考えると、最近ではスーパーの鮮魚コーナーでもサービスで下処理をしてくれますよね。
ということで、ついでにアジの開きとシシャモも炙ることにしました。
iwatani炙りや2
魚を庭で焼くときに必要なものは、網と火鉢と塩と魚とトングだけです。
中でも私が愛用しているiwataniの炙りや2は秀逸で、これさえあればどんなものでも美味しく焼き上げる事ができますよ!
炙りや2の現在の価格⇒Amazon/楽天市場/ヨドバシ.com
さて、『ガスよりも炭火の方が良い!』とは、私も思います。
しかし、炭火焼きは準備から片づけまでが大変なんですよね…。
5人以上でグリルを囲んで楽しむ時など、大量に焼く必要がある場合は炭火をオススメしますが、少人数だったり少量を焼く場合は炙りや2が便利です。
その理由ですが、まず、カセットコンロなのでボンベを入れてスイッチをひねれば一瞬で火が着きます。勿論、火を消すのもスイッチをオフにするだけですし、炭火と違って、強風にあおられて炭だらけになる事もないです。
何より、網から落ちないサイズの物ならなんでも焼けるのが良いですね。
私は色んなものを炙っているので、お時間のある方は参照してください。
庭で魚を焼くときに絶対にやってはいけない事
必ず以下の4点に注意してください。
- 火の管理を怠る
- 魚の下処理や焼き加減を適当にする
- 焼きあがった魚を放置する
- 焼き網や串などの後片付けをしない
火の管理を怠る
火は便利ですが、同時に危険なものです。ほんの少し目を離しただけで、大惨事になってしまう事もあります。
例えば、炭火なら火の粉が飛び散って燃え移ってしまったり…。ガスボンベであっても、食材の脂に引火してしまったり、ガスボンベが熱されすぎて爆発するなどの事件も起こったりします。
難しい事はなにもなく、ただ見張っているだけでも充分です。
魚の下処理や焼き加減を適当にする
魚の下処理や焼き加減を適当にすると、魚の味や食感が損なわれてしまいます。
具体的な魚の下処理とは、ウロコやエラ、内臓などを取り除き、魚の種類に応じて塩を振ったり、皮に切り込みを入れたりすることを言います。
魚の焼き加減は「強火の遠火」がコツです。強い火力で、火から遠ざけた状態で焼くと、魚全体に均一に熱を加えることができ、表面はきれいな焼き色がつき、中までしっかり火を通すことができます。
炙りや2を使用する場合は魚の塩焼きではなく、魚の炙り焼きになるため、遠火状態ですから、何も気にせずとも美味しく焼き上げる事ができます。
いずれにしても、焼き加減には注意しましょう。焦げたとしても表面の皮だけなので、問題は有りません。生焼けの方が問題大ありです。
焼きあがった魚を放置する
焼きあがった魚を放置すると冷めてしまいます。焼きたてのホクホク感こそが屋外調理の最大のスパイスですし、時間が経つほど味が悪くなってしまいます。
具体的には、焼きあがった魚を放置すると魚の水分が蒸発して乾燥しますし、魚の油が冷えて固まったりして、味や食感が悪くなります。
また、放置すると魚の表面に細菌が繁殖しやすくなり、食中毒の原因にもなります。また、虫がよってきたりなど衛生的によくありません。
焼きあがった魚はすぐに食べるか、ラップをして保温するか、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
しかし、屋外での飲食の場合は、熱いのが苦手でもすぐに食べてしまうのが一番良いということは覚えておいてください。すぐ冷めてしまいます。
焼き網や串などの後片付けをしない
屋外(庭キャン)の場合、放置しても他人への迷惑にならない為、片付けがめんどうで放置してしまいたくなる日もありますよね。しかし、網や串を放置すると虫(特に蠅)がたかるなど、良い事はありません。
また、網はなるべく早くに洗う方が長持ちします。炙りや2などのアウトドアキッチン用の網を洗う時は、スコッチブライトのガンコたわし(参照:amazon)が良いですよ!
また、炙りや2には使い捨てできる交換用の網(参照:amazon)の販売もされていますので、毎回交換するよって方もいるでしょう。
いずれも使ったままで網を放置してしまうと、やはり虫が…。
炙りや2でニジマスを焼きます
すいません、メダカ愛好家なもので、ラメがどうとか、すいません。
しかし、ラメがすごいので拡大してみてみましょう。
下処理は事前にされており、腹を掻っ捌かない方法で内臓を除去してもらったとのこと。
『どういうコト!?』
包丁を使ったハラワタの除去しか知らない私は、とても気になりましたので、検索したところ、どうやら【ツボ抜き】という技法を使うようで、意外と簡単に出来るとの事。
なお、釣り上げた直後にツボ抜きをした後に塩を揉みこんだ状態です。
いわゆる【完璧に下処理を済ませた状態】に加え、冷蔵庫で一日程保存した為、旨味成分がノリノリになっている状態です。
両面に塩を振る
いわゆる【ニジマスの塩焼き】です。
塩焼きとは、皮部分はほとんど食べずに身を食べる為の焼き方になりますので、塩分が皮の下に入り込むように多めに塩を振り、じっくり焼いていきます。
まずは空焼きをして、網を充分に熱しておくことが上手に焼き上げるコツですが、焼いている最中に頻繁にひっくり返すと、網に皮が張り付いてしまうので【張り付き感】がある場合はひっくり返さずにしばらく待つのが焼き上がりを美しくなります。
ニジマスが焼けました
今回は【塩焼き】ですので、皮の塩分濃度が高い為、皮はなるべく食べずに身を頂きましょう!本当は皮ごとバリバリといきたいけど…歳には勝てん。翌日のむくみが…。
シシャモを焼きます
シシャモを上手に焼くコツは、熱された網を使用する事です。よく加熱された網を使うことで、皮が張り付かずに綺麗に仕上げる事ができます。
ししゃもが焼けました
軽く塩を振って焼いただけなので、味が薄いと感じる方は醤油を垂らしてもヨシ。
少し皮がはがれてしまった部分もあるけど、このくらいなら全然いいでしょう!?
カリ・ほくっ・じゅわ~なシシャモの旨味と少しの苦みが美味です!
アジの開きを焼きます
アジの開きの焼き方のコツ
アジの開きを網で焼く場合、充分に熱した網を使用し、皮側の方を下にして焼いていきます。アジの場合もししゃも同様、ハンパな加熱状態でひっくり返すと皮が張り付いてしまいますので、多少焦がすくらいで良いです。
慣れるまでは魚がボロボロになってしまったりもしますが、いずれ上手く焼けるようになります。
網焼きは、頻繁にひっくり返してはダメ!じっくりと炙り育てていくのが美味しく焼き上げるコツです。
端の方をゆっくり持ち上げて、以下の写真のようになってたらひっくり返してOKです。
今度はこの状態で、身をじっくりと炙っていきます。
アジの開きが焼けました
醤油を垂らして食べても良いし、大根おろしで食べても良い!
アジの開きは、右側の骨部分を下から持ち上げると骨が外れやすいですが、皮もおいしいですよね!
この記事のまとめ
- 炙りや2は便利
- ニジマスはツボ抜きをして、塩をまぶして冷蔵庫で保管した翌日が美味い
- シシャモは良く熱した網を使って焼くと綺麗に焼ける
- アジの開きも良く熱した網を使い、皮側から焼くと綺麗に焼ける
- とりあえず、魚は塩を振ってから焼くと良い
- 炙り焼きはじっくりと炙っていくことで、上手に焼くことができる
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