あらすじ
ニュースリリース時より気になっていたWILKINSON ブランドからの新しいジンジャーエール=ドライジンジャーエールを発売日にGETした筆者はさっそくレビューをするのであった。
ドライジンジャーエール(ASAHI)
ウィルキンソンドライジンジャーエールは、2024年3月12日から全国で発売されました。
以下・プレスリリースより引用します。
アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女太一)は、現在リターナブル瓶で展開している『ウィルキンソン ドライジンジャエール』を3月12日からPETボトルで発売します。PETボトルでの展開は初めてです。
『ウィルキンソン ドライジンジャエール』は、飲みごたえがありながらも柔らかい口当たりが特長で夜のリラックスシーンにぴったりな大人の本格的なジンジャエールです。1935年から展開されており、その味わいはプロのバーテンダーを中心に愛され、今まではリターナブル瓶のみ展開していました。今回、ご好評をいただいている中味はそのままに、PETボトルで発売することで、本格的なジンジャエールが自宅で手軽に楽しめます。
パッケージは、長年ご好評いただいているリターナブル瓶と同様に濃い緑色をベースにしています。また、上部に「AUTHENTIC STYLE」と記載することで、こだわりの詰まった本格的なジンジャエールであることを訴求しています。
2024年に発売120周年を迎える炭酸水売上No.1ブランド「ウィルキンソン」は、「刺激、強め。」という価値をより高めることで、唯一無二のブランドを目指し、炭酸水市場のさらなる拡大に貢献していきます。
原材料
砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素
PETボトルの内容量は500mlで、価格は160円(税別)となっています。
公式サイトを見ていて「アレ!?私の大好きなウィルキンソン辛口ジンジャーエールがなくなっとる!!」と、一瞬パニックになったのですが、辛口のパッケージもリニューアルされた模様です。
辛口は消えずに存在しているので、ドライジンジンジャーエールと言う新商品がウィルキンソンファミリーの仲間入りを果たしたことになります。
ドライとは、キレ味がするどいだとか辛口であると言う意味合いを持っているワードなので、どちらがドライなのか気になります。
パッケージを比較した限りでは、辛口ジンジャーエールの方が濃くて、ドライジンジャーエールはカナダドライのような色味です。
という事で、カナダドライのジンジャーエールに似た感じだろうと勝手に決めつけて比較します!
ウィルキンソンvsカナダドライ
ジンジャーエール対決
1本目はパッケージ対決です。
どちらも深緑色に金色と赤と白で構成されており、高級感を漂わせていますね。
ウィルキ選手の「AUTHENTIC STYLE」とは「本物志向」とも訳せます。
なにやら挑戦的ですが、そのままでも割材でもおいしい!と書かれたPOPがなんだか安っぽく見えてしまうのでマイナスです。
一方でカナダ選手は世界の王である事をイメージさせるかの如くに地球儀に王冠が載っているようなイラストが強者の証、いわばチャンピオンベルトです。
スラっとしたスタイリッシュなペットボトルに凸凹のエンボス加工がされるなど、ファッショナブルな工夫がみられますが、これはジャッジマン(筆者)には『外に金かけたら中のコストを下げるしかない』とイメージされてしまった為にマイナス評価となります。
しかし、手から滑り落ちない為の工夫としてはユーザーとしては有難いので加点となり、よって1本目のパッケージ対決は「カナダドライの勝利」となりました。
2本目は炭酸対決です。
誤差程度の極僅差で、カナダ選手よりもウィルキ選手の方が色が濃いです。
炭酸量も互角。
しかし、炭酸の質が違います。
オノマトペ(擬音)で失礼しますが、「ピチュン・ピチュン」と炭酸が弾ける音のウィルキ選手に対して「シュワシュワ」と弾けるカナダ選手。
「ピチュンサウンドは珍しいです、重みのある炭酸のようですね」との感想が漏れ出るほどです。
カナダドライの炭酸は全体的にまとわりついているので抜けやすいのですが、ウィルキンソンの炭酸は底に留まります。
持続的な点を加算して『ウィルキンソンの勝利』です。
なお、グラスへの注ぎ方は寝かし注ぎを行っています。
炭酸飲料をグラスの注ぐ場合は、真横に寝かしたグラスにゆっくりと注ぎながらグラスを立てていく注ぎ方がオススメです。
このように水平に倒してゆっくりとそそぎながらグラスを垂直に立てていくことで、炭酸が無駄に飛び散ってしまうのを防ぎ、美味しい炭酸飲料を頂くことができます。
ちなみに、炭酸は温度が高いと消えるのも早いので、大きめの氷を入れるのも良いのですが、小さめの氷を入れると溶けやすいのですぐに薄まってしまうし、炭酸がはじけてしまうので、グラス自体を飲料と同等に冷やした方が良いですよ。
ちなみに、炭酸水を美味しく飲む為の温度の目安は10℃です。
3本目は味対決です。
さて、味はと言うと、味もかなり似た味です!
ウィルキンソン辛口ジンジャーエールを常飲している筆者がウィルキンソンドライジンジャーエールを飲んだ感想からお伝えしますと『カナダドライや!』と思う程に、カナダドライです。
辛口ジンジャーエールと比べて、大衆向けにカスタムされた飲みやすい甘めのジンジャーエールとなっていますが、後味の奥の方で生姜感が残されている事に気付きます。
人によってはこの生姜感を辛いと感じるかもしれませんが、辛口を期待して飲むとガッカリするほどにドライ感はありません!
では、カナダドライを一口「甘い!甘すぎる!」こちらはキッズ向けシャンパンとして正しい甘さで、ショウガ感が薄いのが特徴です。
なるほど「ドライ」とは、カナダドライのジンジャーエールに対する「ドライ」と言う事なのでしょう。
ともすれば、辛口の方はいわば「スーパードライ」とも言えます。さすがASAHI。
なお、筆者は銀色のヤツ派です。
炭酸とのバランス・旨味・ジンジャーエールとしての価値、それらを踏まえた結果、「ウィルキンソンの勝利」です。
結果はウィルキンソンのドライジンジャーエールの勝利です。
しかし、コスパとしてはカナダドライの1.5リットルの方が優れています。
ジンジャーエール番付
筆者がジンジャーエールと聞いて想像するのは『カナダドライ系』です。
過去記事でもレビューしてきていますが、改めて、筆者が美味しいと思った順に番付をします。
1位 ウィルキンソン辛口ジンジャーエール
とにかく濃くて甘味が少ないジンジャーエールですが、ウィルキンソンの炭酸がマッチしていてスカっと飲みやすいジンジャエールで、ハイボールにすると最高です。
マルエフなどの味が濃いめのビールをコップに泡立てるように注ぎ、泡が消えるのを待ってから辛口ジンジャーエールをゆっくりと注ぐとシャンディガフとなります。
2位 ウィルキンソンドライジンジャーエール
あまりにも辛すぎるウィルキンソンの辛口ジンジャーエールと比べると、かなり飲みやすくなり、それでいてしっかりとジンジャーエールの旨味を堪能できる逸品ですが、ハイボール向けではないです。
ライト系のビールをベースとした甘めのシャンディガフにはこちらがオススメ。
3位 カナダドライジンジャーエール
最も大衆向けのジンジャーエールで、甘口です。クセが少ないので飲みやすいのですが、真っ向から勝負を挑んできたドライジンジャーエールが出てしまった以上、ランクが落ちてしまいました。しかし、コスパは最高ですし、ファーストフード店やドリンクバーなどで見かけることが多いのが強みですよね。ハイボールには甘すぎます。
より甘いシャンディガフが好きならこちらがオススメです。
4位 ベルクドライジンジャーエール
(amazon/楽天市場)
ウィルキンソンドライジンジャーエールよりも生姜感の強いジンジャーエールなのですが、炭酸が弱い事やPBブランドであることからその店でしか売ってないと言うのも一般向けではないと考える要因です。ハイボールにすると微妙になってしまう謎を抱えています。
シャンディガフにする場合は、こちらを先に入れてからビールを注ぐ方が良さそうです。
記事の締め
辛さの順では、ウィルキンソン辛口ジンジャーエール・ベルクドライジンジャーエール・ウィルキンソンドライジンジャーエール・カナダドライジンジャーエールの順と言う印象です。
筆者は寿司屋のガリや牛丼屋の紅生姜が異常に好きなので、そういう方には辛口ジンジャーエールをオススメします。
そこまでではないよって方は、ウィルキンソンのドライジンジャーエールがオススメ。
ドライジンジャーエールでは生姜感が足りないけど、辛口は辛すぎると言う方には、ベルクドライジンジャーエールがオススメ。
それ以外の方には、カナダドライジンジャーエールがオススメです。
いずれにしても、そもそもがジンジャーエールを辛いと感じる人は、おそらくジンジャーエールそのものに向いていません。紅生姜やガリも苦手なのではないでしょうか?
その場合は、例えば三ツ矢サイダーやカルピスソーダなどのちょっと変わった炭酸飲料がオススメですよ!
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