おことわり
この記事は”煙草に関する記事”ですので、未成年及び嫌煙者の閲覧はご遠慮ください。
なお、喫煙を助長するわけではなく、むしろ節煙及び禁煙への道標となれば幸いです。
BaliShag リッチバージニア
【能書き】
バージニア葉の旨味を楽しむために上葉をメインに使用したブレンド。コク深く満足感のある喫味。
【上葉とは?】
上から上葉、本葉、合葉、中葉、下葉と呼ばれる。ニコチンの含有率は、上葉は6%程度、下葉は1%程度である。
引用元:薬草園歳時記(20)たばこの花 2022年7月 | 大学案内 | 静岡県公立大学法人 静岡県立大学
下葉から順番に収穫されるため、一番最後に収穫される上葉はそれぞれの葉の中で最も成熟度が高く、そのため、甘みと旨味が凝縮されており、コクと呼ばれる深みのある味わいと豊かな香りが楽しめるとされています。
また、上葉は下葉よりも収穫量が少ないため希少価値があるとされていますが、本当に価値の高いのは本葉・合葉だそうです。
せっかくですので、簡単に上葉、本葉、合葉、中葉、下葉についてを調べた結果を発表しますが、記事の最後にオマケ的な感じで書き記します。
【価格】
2024年05月現在のバリシャグ リッチ バージニアの価格は1210円/40gですので、1gあたり30円(30.25円)となりますから、バリシャグプレミアムバージニア(31.5円/1g)よりちょこっと安いです。
BaliShag リッチバージニアのレビュー
開封直後に嗅いでみたところうっすらとメープルのような樹液感のある甘い香りがしました。
細長く切られたシャグの状態は、つまむととてもふんわりとしていて、ガチガチに固められてはいません。
40gにしてはだいぶこんもりとしている印象を受けました。
付属のバリシャグペーパーで嗜みます。
初巻で感じたのは、形状・湿度ともに状態が良くてすごく巻きやすいと感じました。
『ちょっと酸っぱい』
甘い香りから想像した味とは違って、ちょっと酸味を感じました。
辛味は特にないものの、酸味の中に苦みが混在していて、最後にようやく甘味がチラっと表れると言った印象。
加湿は特に必要なさそうですが、あまりにも辛さが増えてきたら加湿をした方が良さそうですが、開封直後のバランスが最適のように感じます。
うーん、酸味よりも苦みが前に出てきてるなぁ。
フリーバーニングの付属ペーパーよりも、スローバーニングの方がしっかり味わえます。
とは言え、やっぱり酸味や喉への刺激やいわゆるヤニクラが強いので、大量に含んで吐き出す感じの嗜み方には向いていません。
少量含んで吐き出す感じになるのですが、そうすると味がよくわからず、焼き畑をしている畑の近くにいるような香りと味がします。
最近では野焼きが禁止されているのであまりご存じない方も多いと思いますが、筆者の知る焼き畑では主に藁(ワラ)を燃やすのですが、そんな感じの香りがします。
キック感はかなり強めなので、好みのフレーバーがあるけど喫味が足りないと言う場合にコレを足すのが正解のように思いますし、あるいは、粉状になってしまったシャグの下地に使うとしっかり巻けます。
結論を正直に言えば、よくわからない味なので、これじゃなくても別に良いなぁって感じがしますが、洋モク感が好きな人には良いのでしょうけれど、筆者はこれよりもプレミアムバージニアの方が好みです。
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オマケ・葉の部位による違い
葉たばこは、葉の位置によって、大きさ、厚み、ニコチン含量、香り、味などが異なり、それらの特徴は、葉たばこの用途によって使い分けられています。
【下葉】
- 茎に近い位置に生える葉で、葉が大きく厚みがあります。
- ニコチン含量が少なく、まろやかな味わいです。
- 葉の色は、緑色から薄茶色です。
- 主に、シガーやパイプたばこに使用されます。
【中葉】
- 下葉よりも上の位置に生える葉で、葉の大きさや厚みは中程度です。
- ニコチン含量は下葉よりも多く、苦味や雑味が少しあります。
- 葉の色は、薄茶色から茶色です。
- 主に、シガーやパイプたばこ、巻きたばこに使用されます。
【合葉】
- 中葉よりも上の位置に生える葉で、葉の大きさや厚みは小ぶりです。
- ニコチン含量は中葉よりも多く、香りやコクがあります。
- 葉の色は、茶色から濃い茶色です。
- 主に、巻きたばこに使用されます。
【本葉】
- 茎の中央付近に生える葉で、葉が最も小さく薄いです。
- ニコチン含量が多く、強い香りやコクがあります。
- 葉の色は、濃い茶色から褐色です。
- 主に、巻きたばこに使用されます。
【上葉】
- 茎の先端に生える葉で、葉が非常に小さく薄いです。
- ニコチン含量が最も多く、刺激的な香りや味があります。
- 葉の色は、褐色から黒色です。
- 主に、刻みたばこに使用されます。
上記はあくまでも一例ですが、いずれにしてもこのように品種×部位の数だけの違いがあると言うことになり、さらには乾燥方法や着香・保湿・裁断など、とにかくとても多い肯定を経て、最終的に仕上がって『銘柄』というのが作られているんだなぁと知りました。
とは言え、これらを知ったからと言って、葉を単品で購入する事は難しいですから、DIYオリジナルブレンドを愉しむことはほぼ不可能とも言えます。
我々一般ユーザーができるのは、せいぜい銘柄×銘柄のブレンドやカクテルなどでしょう。
ふと思ったのですが、作物にはその年々で良し悪しがありますから、本当はワインやブランデーのように『○○年は傑作である』と言った葉もあるように思います。
執筆後記
正直、特にこれと言った感想もありませんでしたが、やっぱり藁を焼いたような感じって印象です。
それと、なぜだか中東の雰囲気を感じました。
それぞれが高濃度で決して旨味がないわけじゃないけど、うーん、なんて言えば良いのか難しいのですが、ブラックコーヒーは好きだけどエスプレッソをそのまま飲む気がしないと言う感じです。だって超苦いじゃん?
だから、たぶん、今手元にないからなんとも言えないのですが、リコリスで巻いたら良いかもしれませぬ。
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