おことわり
この記事は”煙草に関する記事”ですので、未成年及び嫌煙者の閲覧はご遠慮ください。
なお、喫煙を助長するわけではなく、むしろ節煙及び禁煙への道標となれば幸いです。
THREE DOGS
MADAGASCAR VANILLA
スリードッグスは、BlackSpider同様に、パイプで有名な柘製作所(amazon/公式HP)さんが監修しているシャグです。
価格は2024年2月現在、30g入りで1,000円ですので、1gあたり33.3円と高めの価格です。
付属のペーパーはなし
柘製作所監修のシャグにはペーパーがついていないので、手巻き勢は別途ペーパーを用意する必要があります。
手巻きエリアはかなり広めですね。
【シャグにオススメ(amazon link)】
●マスコットフィルター(レギュラー7mmx15mm)
店頭ではあまり見かけませんが、短い分濃いめに出ます。
●ピュアフィルター(レギュラー7.8mmx18mm)
シャグ取扱店では絶対に売っているほど一般的なフィルターですね。
●RAWオーガニックヘンプ ペーパー
雑味と酸味がほぼ無いので甘いフレーバー系には特にオススメです。
●スモーキングリコリス ペーパー
甘草由来の甘味を楽しめるペーパーで、無添加系の味変にオススメ。
●Boveda 69% Size8
密閉容器でのシャグの加湿には69%がオススメです。
スリードッグス・マダガスカルバニラのレビュー
開封直後からコルツよりも強いバニラ香がします。
シャグの状態はしっとりめですが、開封直後から加湿するのが良いです。
乾燥気味でも、辛味はあれどバニラの風味が落ちずにしっかりとたしなめるのがすごい。
ARKROYALのペーパー(スローバーニング)+ピュアフィルターでの感想です。
●喫味は強すぎず弱すぎない、ちょうど良い感じです。
●甘味は強烈なバニラ香から想像するよりも少なく感じました。
●ゆっくり嗜むと、奥の方に確かな旨味があります。
ZigZagのリコリスで巻いてみた感想としては、厚紙なので喫味が増えるのは当然としても、なぜかしょっぱさを感じ、まるでみたらし団子のような味に思えました。
色々試したところ、スモーキングブルーやRAWなどのヘンプ系が丁度良いです。
上品な香りと言うよりも、甘すぎない甘いバニラ香です。
コルツバニラとの比較
コルツバニラの価格は30gで850円(28.3円/1g)、スリードッグス・マダガスカルバニラの価格は30gで1,000円(33.3円/1g)ですが、ペーパー代を100円程差し引くと、コルツは750円(25円/1g)ですから、価格面では圧倒的にコルツバニラの勝利です。
味は、筆者はコルツバニラにはムラがある印象を持っており、味の薄い微妙な状態のコルツバニラの存在を確認している為、スリードッグスのマダガスカルバニラの方が風味も豊かでしっかりとしたシャグであると認識しています。コルツバニラも当たりを引けば、しっかりとした甘いバニラなのですが、審議の結果としてはスリードッグスの勝利です。
買いやすさでは、スリードッグスのマダガスカルバニラを取り扱っているお店が少ないのに対して、コルツバニラはシャグ取扱店なら必ずと言って程販売されていますから、コルツバニラに軍配が上がります。
MIX(カクテル)としては、しっかりと強い香りを放つスリードッグスのマダガスカルバニラの複雑な味が吉と出るか凶と出るかにもよりますが、コルツバニラのわかりやすいバニラ香の好き嫌いに分かれると思いますので、ここは両者痛み分けです。
総合判断としては、買いやすいのはコルツバニラですが、うまいのはスリードッグスのマダガスカルバニラです。ただし、人によっては香りが強すぎると感じるかもしれませんし、価格に見合った価値があるシャグと思えない方もおられると思います。
財布に余裕がある方は、スリードッグスのマダガスカルバニラがオススメです。
筆者は余裕がないので、やっぱりコルツバニラかなぁ。
マダガスカルバニラとは
マダガスカルバニラとは、アフリカ大陸沖のインド洋にあるマダガスカルで栽培されているバニラのことです。
マダガスカルは世界のバニラの約8割を生産していて、とりわけ、ブルボン種という品種のバニラビーンズが多く、フルーティーな甘い香りが特徴です。
マダガスカルバニラが高い理由としては、そもそも天然のバニラは栽培が難しいのに加え、異常気象による気候の変動や病気の流行で収穫が落ちたところに、2017年3月にマダガスカルを大型の竜巻が襲いかかり、多くのバニラ農園が被害を受けてしまい、さらに生産量が低下して価格が高騰しました。
つまり、希少であることから価格が高いと言うことになります。
記事の締め
柘製作所関連のシャグは初心者には取り扱いの難しいシャグですが、きっちり作れると強烈にうまいのですから、日本が誇る柘製作所さんは本当におそろしい職人集団です。
しっかりと加湿をしないと、花椒のようなピリピリとしたシビレ的な刺激(辛味)を感じますので、ある程度の自信を持てるほどに慣れるまで「いつかは柘シャグ」と言う認識で居た方が良さそうです。
脱初心者ならば柘シャグは間違いなくオススメですが、とは言え、コスパ重視でシャグを始めた私のような財布の薄い者からすれば意識高い系と言わざるを得ないのかもしれません。
「強烈なバニラ系のシャグを堪能したい」のならこれ一択とも言えるほどで、バニラ系シャグ界の王者と感じました。
甘さという点ではスタンレーのバニラが最も甘く感じましたが、サンプルでしか試していないのでレビューには未登場です。
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