まえおき
私は米にうるさい人が多い事でうっとおしがられる宮城県仙台市で産まれ【生まれた時からどんぶりめし】でおなじみの半田屋で育ちましたので、そのせいか昭和レトロなドライブイン・食堂が好きです。あの頃は半田屋ではなく【めしのはんだや】でした。
現在の私は翔んでる関東民ですが、こちらにも有名なドライブイン・食堂があります。そう、国道・県道やバイパス沿いを走ってると現れる【山田うどん食堂】です。森の中に突如現れて皆をほっとさせてくれる、あの【山田うどん食堂】です。
かかしのマークの【山田うどん食堂】は、埼玉県民のソウルフードだそうです。
ちなみに半田屋は埼玉にもあるのですが、国道4号線沿いの越谷店は閉店、残るは川越店のみです。しかし、【山田うどん食堂】ならたくさん点在しています。
別会社だけど。
埼玉にはもっと色々な”特別”があるけど、埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!と言われそうなのでこのくらいで。※埼玉の事は【山田うどん食堂】にしか触れてない。
今回は【山田うどん食堂】のシン・名物料理【赤パンチ】をテーマにした即席うどんを発見してしもたので、買って食べてレビューします。
忙しい方の為に結論を先にお伝えしますが、山田うどんの赤パンチ定食はまぁまぁ美味いけど、サンヨー食品の赤パンチうどんはそれなりに微妙です。
お時間のある方はお付き合いください。よろしくお願いします。
山田うどん食堂とは
埼玉県に本社を置くファミリー食堂「山田うどん食堂」、通称:山田うどん。山田うどんは、うどん・そば・ラーメン・定食・名物のパンチなどの定食を扱ったメシ屋です。
2018年7月に屋号を「山田うどん」から「ファミリー食堂 山田うどん食堂」に改名。
埼玉のソウルフードと呼ばれる程地元で大人気!と、印象付けたいんだろーなーという印象です。実際、昼食時は列を作る程の満員の日もありますが、それ以外は人が少なく、のんびりと食事を楽しむことができます。その店が混んでても、近辺の山田うどんは空いていたりします。
山田うどんをこよなく愛し、季節限定のメニューが出れば急ぎ足で山田うどんへ向かうファン、山田うどんを推してやまない人を【山田者(やまだもの)】と呼びます。
私はと言うと、赤パンチ定食にしか興味がないので【赤パンマン】です。
山田の心
日本人の心から生まれたうどん、そば、ラ-メンを、私たちの手で大切に育てよう。
お客様の身になって、その心にいつも満足を与えることを目標にしよう。
優れた味を、より安く早く一人でも多くの方に、奉仕することを心掛けよう。
「山田うどん食堂」を運営する山田食品産業の山田裕朗社長は、時代に先駆けて女性を管理職に積極登用するなど模範的な職場づくりが評価され、2007年に「渋沢栄一賞」を受賞しました。
渋沢栄一賞とは
埼玉県が表彰を行う賞。
渋沢栄一の功績を称え、その精神を受け継ぐ経営者を表彰する目的で創設された。
赤パンチとは
私が愛してやまない【赤パンチ】ですが、赤パンチが出たのは2020年3月頃で、名物のパンチを辛くし、新たなメニューとして加わりました。ちなみに、パンチとは山田うどんでのもつ煮に対する名称です。なお、モツは数種類の豚モツを使用しています。
元々、普通のパンチに七味を振りかけて食べていた私にとってはちょうどいい商品が出たなぁと思い、それ以降、赤パンチのみを食べるために山田うどんへ通っています。
サンヨー食品とは
サンヨー食品はケンちゃんラーメンやポケモンヌードルなどさまざまな味や種類のインスタントラーメンを発売し、日本の食文化に大きな影響を与えている会社です。
インスタントラーメンの品質や安全性にこだわり、多くの消費者のニーズに応える商品を提供しています。
サッポロ一番などが有名
『サッポロ一番・塩らーめん』や『サッポロ一番・みそらーめん』のCMで同じみのサッポロ一番が有名です。サッポロ一番シリーズは袋麺とカップ麺の両方あります。また、カップスターもサッポロ一番シリーズとして、多くの人に愛されています。
赤パンチうどんを実食リポート
では、実際に赤パンチうどんをリポートしていきます。
外見チェック
【山田うどん食堂の赤いカカシ】と【埼玉県民のソウルフード】の文字が目立ちます。
赤パンチうどん赤パンチうどんと言ってきましたが、良く見たら【赤パンチ味うどん】と書いてありました。失礼しました。なぜちょっと小さくしてるんだろう。
その他書いてある文字は【創業88年】【山田うどん食堂監修】【熱湯4分】など。
蓋をチェック
かかしのロゴが可愛いですね。ちなみに以前のかかしのロゴは[への字口]でした。
中身チェック
いわゆるかやくなどの別添えの袋はありませんでした。
緑色のネギと茶色い何かが粉っぽい麺の上に載っています。白っぽいのはたまねぎなのかねぎなのかよくわかりませんでしたが、おそらくたまねぎだと思います。
原材料
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白)、スープ(糖類、食塩、ポークエキス、ポーク調味料、豆板醤、みそ、たん白加水分解物、香辛料、しょうゆ、酵母エキス、にんにく調味料、メンマパウダー、鶏レバーパウダー、発酵調味料)、かやく(メンマ、たまねぎ、唐辛子、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、乳化剤、パプリカ色素、カラメル色素、リン酸塩(Na)、微粒二酸化ケイ素、香料、甘味料(カンゾウ)、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
カロリー表示
熱量 | 290kcal |
---|---|
たんぱく質 | 5.5g |
脂質 | 11.2g |
炭水化物 | 41.7g |
赤パンチうどんの作り方
- 外装ビニールを外す
- 蓋を開く
- 沸騰したお湯を320mlほど注ぐ
- 4分間待つ
茹であがった麺のチェック
安価なカップうどんによくある平たいうどん…もとい、カップスターのうどんです。
味の感想
ホルモンは入っておらず、茶色い物体の正体はメンマでした。実際、赤パンチにもメンマは入っていますが、かやくがメンマとネギだけなのはちょっと寂しい。
うどん麺は空気を多分に含んだ感じで、良く言えば「ふわふわ」です。よくあるカップうどんの麺です。
スープの味はたぬきそばなどのそばつゆを薄めて辛味噌とにんにくを足しただけのように思います。醤油系のしょっぱさの中に甘味がありました。赤パンチの味には遠いし、なんだか味が薄い。
赤パンチの代用と考えたので残念です。そしてこれを山田うどん食堂の赤パンチのデビュー戦にしてほしくありません。赤パンチへの冒涜だ!とまでは言いませんが、辛味噌味ににんにくを混ぜた醤油系うどんです。
辛味のレベルはピリっとくる程度で、激辛ではありません。赤パンチと同程度と言えば同程度ですが、これを山田うどんの赤パンチと認識して食べなければ美味しいです。
なんだか悪口のような酷評が多くなってしまいましたが、赤パンチが好きすぎるのですいません。
コレに要注意
良くかきまぜたつもりで居ましたが、底面にかなりの塊がありました。このせいで味が薄かったのだと思います。
これが蓋に記されていた重要なコトです。スプーンですくって味のチェックをしましたが、辛味噌にそばつゆとにんにく少々を混ぜただけのように思います。
赤パンチうどんをまとめると…
- 珍しい味のカップうどんと思えばうまい
- 赤パンチと思って食べると微妙でした
- 思っている以上に良く混ぜた方が良いです
- 具はほとんどありません
さいごに
なんだか不完全燃焼になってしまい、閉店1時間前の山田うどん食堂へ駈け込み赤パンチ定食を食べてきました。
赤パンチからひとかけらだけ大根が出て来たのですが、味がしみ込んでいておいしいですね。ホルモンは柔らかくて、やはり味が染みていておいしかったです。
味噌汁は味が濃くしょっぱかったです。
甘めのほうれん草と油揚げの小鉢もおいしかったです。
白米が硬めなのは良いのですが、正直あんまり良い米ではないなぁと思います。申し訳ないが、冒頭に言ったように米にはとてもうるさい宮城の県民性を、私は捨てきれません。しかし、白米単独での評価では微妙ですが、定食としてはおいしく食べれます。
なによりも、値上がりしていた事で(790円(税込))総合的な満足度が下がってしまった。
総評すると、うまいにはうまいんだけど…コスパがだいぶ悪くなってしまったので微妙です。山田の心を取り戻して頂きたいと思います。
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