赤玉土の使用がオススメです!
忙しい方の為に結果を先にお伝えしますと、透明な水を維持するには赤玉土の使用がオススメです。
グリーンウォーターを透明にする方法もあるにはありますが、そもそもグリーンウォーターにさせずに透明な水を維持するには赤玉土が効果的です。
グリーンウォーターでの飼育は、水中の栄養も多いうえに管理も簡単なので良いのですが、鑑賞用なら透明な水の方が圧倒的に見やすいですよ。
この記事では【グリーンウォーターを透明にする方法】と【グリーンウォーターを作らない方法】を記載していきます。お時間のある方はお付き合いください。よろしくお願いします。
赤玉土とは
- 関東ローム層にある赤土を乾燥させてふるいにかけ、粒の大きさで分けたもの
- 植物が育ちやすい土質で弱酸性のため、あらゆる植物を育てるのに適している
- 保水性、排水性、保肥性に優れており、園芸やガーデニングの主流の土である
- 粒の大きさによって大粒、中粒、小粒、細粒の種類があり、植える植物の種類によって使い分けられる
- 赤玉土自体に栄養はなく、長期間使用すると粒が崩れて排水性が悪くなるので、他の改良用土や肥料を加えて使う必要がある
赤玉土の価格
ホームセンターでの購入が100均で買うよりも圧倒的にコスパが良いのでオススメです。
メダカ用の赤玉土なども販売されていますが、こちらはかなり割高になりますし、赤玉土自体の品質に差はないので、一般的な園芸用のもので問題ありません。
赤玉土を使った場合の水質
赤玉土を使用したビオトープは弱酸性に傾きますが、メダカが好む水質は弱酸性~弱アルカリ性ですので、問題はありません。
水草などを生やす事も可能ですが、かなり根を張ってしまいますので、手入れが必要です。
しかし、水の透明度やメダカの生存率がグンと上がるのでオススメではあります。
赤玉土の能力
赤玉土は、多孔質でバクテリアが棲みつきやすいので、水質を浄化する生物濾過を促進する事ができます 。
赤玉土には肥料などが含まれていない為、メダカにも安心して使えます。
肥料が入っていないため、水草の栄養としては貧弱です。しかし、そのためグリーンウォーター化を遅らせる事ができ、透明度の高い水を維持しやすい。
多孔質の為、動物プランクトンやバクテリアなどのコロニーが形成されやすいのが特徴です。
メダカ用の赤玉土の選び方
赤玉土には硬質・焼成・などの他にも大粒、中粒、小粒、細粒、微塵、と粒の大きさが分かれています。
メダカの飼育に使う場合は、実際のところどれでも良いのですが、粒のサイズが大きくなればなるほどバクテリアの住処となるスキマが増えると考えても良いでしょう。
ちなみに、一般的なメダカ用ソイルとして販売されているものは、1~3mm(微塵)または2~4mm(細粒)ほどの超小粒サイズですが、これらはかなり大型か、農業に強い地域のホームセンターでしか見たことがありません。
筆者は一般的なホームセンターで普通に販売されている中粒と大粒の赤玉土を使用してますが、中粒よりも大粒の方が調子が出やすいと考えています。但し、正確な検証はしておらず、多少異なる条件での観察による比較です。
大粒赤玉土をメダカ飼育に仕様する際のデメリットとしては、赤玉土のスキマにメダカが頭を突っ込んで刺さってしまう事がありました。
何度か土に刺さるという現象を目撃していますが、観測した結果、水槽を覗き込んだ人間から逃げようとしたり、他のメダカに追われたりなどした時に刺さる様子なので、隠れられる場所を提供してあげることで、そのような状態になる事を予防できます。
隠れられる場所とはつまり、産卵床を浮かべてあげたり、土管やトンネルのようなオブジェクトや流木を設置してあげることで、そこに身を隠します。
\こういうやつ/
水質や環境などが安定してくると人間が近づいて逃げることも減り、むしろ「エサをくれ~」と、近づいてきますが、オス同士のいさかいに関しては、隠れ家をつくってあげるか、あるいは別居させる以外には方法がありません。
赤玉土のセット方法
動画で見る赤玉土のセット方法
実際の作業の様子は動画の再生時間の10:35から確認できます。
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赤玉土を半年以上使用した感想
現在、越冬後すぐなのでなんとも言えませんが、状態としては植物の育ちが悪いです。壁などにはコケなど生えていませんが、タニシが多いのも理由かもしれませんのでなんとも。アオミドロも少量発生し、マリモみたいになっていたりするので、割りばしでつまんで捨てています。*1
水自体は常に透明です。それと、粒は壊れていません。
追記:交換もせずに2年ほど使用できています。すごいな。
グリーンウォーターを透明にする方法
水換えをすることによりグリーンウォーターを薄くすることが出来ます。
あるいは、ミジンコを投入することにより、ミジンコが植物プランクトンを食べますので、グリーンウォーターが薄くなります。
日を入れない事でグリーンウォーターを構成する植物が枯れ、底に溜まります。
グリーンウォーターのデメリット
- 昆虫やメダカの存在が把握しにくい
- 藻類が酸素を消費してしまい、メダカが酸欠になる場合がある
これらを防ぐためには、適切なグリーンウォーターの濃度を保つ必要があります。
グリーンウォーターの適切な濃度は、うっすらと底面が見える状態です。
まとめ
- 換水で濃度を下げる(透明度を上げる)
- ミジンコに食べさせる
- 赤玉土を使いグリーンウォーター化を防ぐ
メダカの飼育に適した水は、グリーンウォーターですが、グリーンウォーターにしてしまうと、底が浅いNVBOXでもメダカがどこにいるかわからなくなってしまいます。
鑑賞用であれば透明な水が良いです。
赤玉土の使用で飼育の手間が幾分か簡単になり、なおかつ、元気なメダカたちを眺める事ができるのでオススメです。是非赤玉土を使用してみてください!
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