あらすじ
夜行バスに乗って大宮から盛岡に来た*1寝不足の筆者は、盛岡在住の懇意の者を頼りカッパ捕獲許可証(カッパ免許)を取るべく遠野へ*2向かってカッパ捕獲許可証を頂き、盛岡市まで戻って来て念願の焼肉冷麺ヤマトのランチを食べるもミニカルビ丼で意気消沈*3してしまう。
その翌日、飽きもせず冷麺をお得に食べるためにランチタイムに【やまなか家】を訪れたのだった。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家-雫石店-
焼肉冷麺やまなか家は東北地方に点在する盛岡冷麺と焼肉を提供するチェーン店です。
運営会社は株式会社KYコーポレーションという会社で、モンテインという北上にあるホテルを経営していたり、仙台市にAmmy(アミー)というミュージックスクールや牛タン徳茂という牛タン屋などを経営している会社です。
2023年10月時点での焼肉冷麺やまなか家は、青森に5店舗・秋田に2店舗・岩手に11店舗・宮城に13店舗・山形に3店舗・福島に4店舗と、東北地方をしっかりと抑えています。
今回は、冷麺の名店が多い冷麺バトルフィールド雫石にあるやまなか家でランチを食べてきました!
髭から更に画像下方向へ進むとぴょんぴょん舎 冷麺工房(冷麺の試食ができる工場)もあるなどかなりの激戦区となっており、特に昼時の髭と三千里は行列ができていたりもします。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家の冷麺ランチ(土曜)
平日ならもう少し安いとのことですが、土曜日でもランチメニューがあるのはありがたいと感じました。
冷麺単品でも良かったのですが、せっかくですし”とある物”がどうしても気になったので元氣カルビと盛岡冷麺のセットとミニキムチを注文。
絶対にキムチを1かじりしたい派の私にとってミニキムチというのは本当にありがたいです。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家のミニキムチのレビュー
後述しますが、表の看板には”冷麺専用に漬けられた秘伝のキムチ”と書いてあって期待していたのですが、酸味が強くて辛さの少ないキムチで、かなりガッカリしてしまいました。
表の看板にある秘伝のキムチは冷麺専用とあったので、これは冷麺専用のキムチではない無い為、添え物としてのキムチなので、秘伝ではないのでしょうね。
しかし、こんなにも辛くないキムチでは冷麺の”別辛(だいたいカクテキ)”がやや心配になってしまいます。期待値が下ってしまいました。
【キムチの総評】
オススメできません。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家の冷麺のレビュー
かなり透明なスープです。
ちなみに、盛岡冷麺は”夏はスイカ”で”夏以外は梨”なのですが、私は瓜が苦手なので”梨”はありがたいです。
まずはスープを頂きます。
塩気を感じるスープですが、酸味もあり、甘みを感じる盛岡冷麺と言わんばかりのスープです。大衆向けと言えば大衆向けな感じですね。
続いて麺を頂きます。
モチモチぷるぷるとした冷麺の麺で、こちらもうまい。
しかし、辛い冷麺が好きな筆者には少し物足りなさを感じてしまいました。
ということで、やまなか家名物とされる”爆激別辛”を投下します。
冷麺を注文すると”別辛”と”爆激別辛”のどちらかを選べるのですが、迷うことなく”爆激別辛”にしました。
筆者は初めてのやまなか家なので、別辛と爆激別辛の違いが全くわからない為、冷麺をテーブルに持ってきてくれた方にどのように違うのかを聞いてみたところ、爆激別辛の方が辛いと教えてもらいました。いや、うん、そりゃそうでしょ…書いてるもの…。
それはそうと他のお店では、”別辛”と呼ばれる”辛味”はカクテキのみが入っているのですが、やまなか家の”爆激別辛”は大根と白菜が入っていましたので、キムチを別に頼む必要はなかったかなぁ?と感じました。
心配な方は多いと思うのですが、盛岡冷麺は激辛麻婆とは別物ですし、牛ベースの甘味のあるスープが主なので辛味と言っても強烈に辛い!と言えるような冷麺に出会ったことがありませんので、そこまで心配には及びません。
どこの冷麺も赤く染まるばっかりでそんなに辛くないですし、ミニキムチも微妙でしたし。あるいは、ミニキムチは冷麺のスープに漬けて食べたら化けるとかもあるのかも?
アサヒの透明感クリームソーダ*4のように、あるいは、ドクターペプチェ*5のように。
但し、史上最大の激辛とされるCookDoのプレミアム麻辣麻婆豆腐を辛くはないと言い切る*6変わった舌を持つ筆者の言うことはあまりあてにしないでくださいね…。
見た目としては、私が好きな感じの、ちょい辛い感じの冷麺ですね。
辛そうな香りは全くしません、というのも、大根の香りがあまりにも強いです。
しかし、カクテキというとゴロっとした大根なのですが、焼肉冷麺やまなか家の”爆激別辛”に入っている大根はちょっと厚めの半切りたくあんのような大根で、このタイプはちょっと珍しいです。
では、食べてみます。
『赤いだけ』とか『辛い盛岡冷麺はない』とか言ってすいませんでした!!
もはや先ほどまでのあっさりとした上品な牛骨スープではありません。
猛牛のような刺激的なスープです。
私はヘラヘラとしながら”爆激別辛を全量投下した事に後悔を覚えました。
これは私の知らない盛岡冷麺ですし、盛岡冷麺1辛い冷麺です。
人生初の冷麺でコレをやったらもう後戻りができない程のインパクトがありますので、ある程度冷麺を知っていて良かった…!
くうー!辛い!辛いよう…水がうめぇ。水がうめぇよう。
なお、大根は香りこそ強烈ですが、食べやすいサイズでパリパリと美味しく食べる事ができました。他の冷麺屋のカクテキもこうだと食べやすいです。
盛岡冷麺のもう一つの主役、牛叉焼ですが、焼肉冷麺やまなか家の牛叉焼はやわらかいビーフジャーキーのような味わいで噛めば噛むほど牛肉の旨みが溢れて来て美味しかったです。ただちょっと珍味感が強すぎですね。
【やまなか家の盛岡冷麺の総評】
一言で言えば”異常”です。
但し、この異常と思える辛さの盛岡冷麺は”爆激別辛”を全量追加した人のみが味わえる辛さなので、少しずつ辛味を入れるなどして調整すればこんな事にはならないと思いますが、しかし、決して辛いだけではなくて辛くて旨いのだから困ったものです。
また食べてしまいたくなるじゃないですか。
とは言え、冷麺といえば辛さよりも牛骨スープのおいしい出汁ですから、次はやまなか家の普通にちょっと辛い冷麺も食べてみたいです。
でも、次も”爆激別辛”を注文するに決まってるじゃないですか!辛い物好きにはオススメです。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家の元氣カルビのレビュー
元氣カルビは美味しいのですけど、良くも悪くも”焼肉屋さんで食べるカルビの味”です。
ところがですよ、やまなか家はタレがすごいんです。
焼肉冷麺やまなか家-激辛旨だれ-
ファンが急増中でCMで話題の激辛旨だれを、タレ皿に少々垂らしてちょいとひと舐めペロリンチョス。うーん辛くはない。
◆
◆数秒後◆
◆
もはや辛いってゆう記憶しか残っていないのですが、ただ辛いだけではなく旨みも確かにありましたが、記憶から排除されるほどに激辛です。
筆者の食レポメモには『やまなか家が辛いって言ったら本当に辛いんだなぁ』というポエムだけが残っていました。
焼肉冷麺やまなか家-元祖本だれ-
筆者には甘すぎましたが、コチュジャンや激辛旨だれを混ぜる前提のベースだれとしては最適かもしれません。お子様向けの甘さでした。
焼肉冷麺やまなか家-秘伝濃口だれ-
秘伝濃口だれは、うまさが濃縮されているのにドロリとしてないさらっとした高級焼肉店の風格を持つタレでした。これだけでもかなりうまいです。
焼肉冷麺やまなか家のタレは買える?
買って帰ろうと思っていたのですが、要冷蔵とあり買って帰れませんでした。
写真を撮りながら『県外なんですけど、常温でどのくらい持ちますか?』と店員さんに聞いてみると『通販でも買えますよ!』との事でした。
元氣のでる焼肉冷麺やまなか家の元氣ハラミ
あまりにもタレが美味しすぎて”もうちょっと食べたい”と食欲が倍増してしまった筆者は【新】と書かれてた新メニューらしき元氣ハラミを追加で注文。
良くも悪くも普通のハラミですが、下味と濃口だれのバランスが最高で、ハイボールを飲みたくなってしまいましたが、まだ昼なので我慢です。
記事の締め
土曜だったので平日ランチより少し高くなってしまいましたが、あまりにも焼肉のタレが美味しくて追加でお肉を注文するなど予定外・予算外の行動にでてしまいましたが後悔はありません。
冷麺やお肉はよくも悪くも普通で、コスパ良い!とは言えませんが、やまなか屋秘伝のタレ、秘伝の”爆激別辛”を使用したとたん大化けします。
東北全県にありますので”盛岡に来たらココ!”というローカル的な紹介はできませんが、東北に立ち寄った際にはオススメです!
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